さっちゃんすめる
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今日は加西市で削蹄です。

子供が昨夜から熱を出しているので少し心配です。

いきなりですが、我が家には「さっちゃんすめる」という言葉があります。

さっちゃんすめるとは娘の咲の息の匂い(咲ちゃんの匂い→さっちゃんスメル)というマニアックな造語です。

赤ちゃんってなんであんないい匂いなんだろね。

抱っこや添い寝をするたびに僕は「さっちゃんすめる頂きました!」と満喫しています。

母乳から離乳食に変わるにつれ、さっちゃんすめるも変わってきます。

うんちの匂いも変わってきますよね。

それがまた成長を感じて楽しかったりします。

そのさっちゃんすめるが一昨日くらいから微妙に変わってきました。

と思っていたら昨夜突然40℃の熱がでてしまいました!

見た目は元気に見えてもよく見ればサインは出てるんですよね。

分かってるつもりでも、ぱっと見ただけじゃ分かりません。

牛も同じ。

いつの間にか分かった気になって目が曇っている。

ある程度はわかるけど、そのサインに気づくかどうかは最終的には対象への愛情なんだなと思いました。

昨日『奇跡のリンゴ』という完全無肥料無農薬でリンゴを生産している木村さんの本を読みました。

木村さんのリンゴは3年ほど前に食べたことがあるけれど、甘いと言うよりは静かでかつ力強い味でした。
味が全く澱んでいないんです。

本の感想はまた書くとして、印象的だったのは木村さんのリンゴの木への愛情の深さ。

木村さんは最初考えられるありとあらゆる方法で無農薬に取り組むのですが、リンゴは全く実を付けない。
何年も食べるのもままならない生活、周囲の視線、家族への負担が続き、一時は自殺まで考え、ロープを持って山に登った。

そこで、今までの考え方が根本から間違えていたと悟り、想像を絶する努力と思いと家族の支えで8年目にしてようやくリンゴの花が咲きます。

それを木村さんはリンゴのおかげといいます。

「謙遜じゃない。リンゴの木が頑張ったんだ」と。

深いと思いました。

今の僕には言えない。。。

プロだから技術や知識がないと当然駄目。

だけど、それだけだといつの間にか作物が主役じゃなくて自分が主役になってしまう。

自分の技量で牛を育ててる気になる。

力でコントロールするんじゃなく、サポートして引き出す。

それは相手が好きじゃなきゃ引き出せない。

牛が主役。

対象への愛情。

そんな事を娘と本(リンゴ)から教えてもらいました。

めちゃくちゃ奥は深いけど、そう思うからどこまでも追求できるよね。


ありがとう。
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Top▲ | by beefcattle | 2010-01-10 15:34 |
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