基本に戻って、良くなって来た!かな? ①
ここ半年、生まれる子牛がどれも大きいです。

種付けもいい感じ。

子牛は大きすぎるわけじゃなく、どの牛も平均より2~5キロ大きいです。

但馬牛の場合、生時体重は♂で25キロ、♀で23キロなので、この2~5キロは大きい。

基本に戻ってやり直して良かったです。

基本は「健康」に飼う。

その上で色々サポートをする。

当たり前のことでした。


【基本に戻って、良くなって来た!かな?】では、今までの自分の失敗や今の考えを記録するために、つらつらと書いていきます。

たいしたことは書きませんので期待しないでください(笑)

(畜産関係者の方はおかしいとこがあれば、つっこんで下さい)
(ブログを見てくださるほとんどの方が畜産関係者ではないと思われますので、いつも噛み砕いて書いているつもりです。しかし、いつもわかりにくいと思います(笑)どの記事でもわかりにくい表現があれば遠慮なくコメント欄に書いてくださいね。僕も勉強になります。)

では、子牛の生時体重の話から。

子牛の生時体重はその後の子牛の成長を決める大きな要因のひとつです。

大きすぎるのは難産の危険があり問題ですが、基本は大きな子牛を産ますことだと思っています。

牛は妊娠期間は人とほぼ同じで285日。

そのうち妊娠末期2ヶ月で胎児は急速に大きくなります。

そのため妊娠末期2ヶ月は増し飼いといって胎児の成長分の栄養を追加する必要があります。

特に子牛の発育にはタンパク質が重要です。

牛にはそれぞれのステージにあった栄養要求量が目安として設定されています。

栄養には色々な項目がありますが主にたんぱく質(CP)とエネルギー源であるカロリー(TDN)を見ていきます。

5年ほど前に子牛を大きく産ませようと妊娠末期の栄養要求量でタンパクのみを150%と180%の区(CP以外は充足率100%)を作り、試験してみました。

タンパクを増やすために大豆粕を使ったのですが大失敗。

そりゃそうです、第1胃で急激に大豆粕が発酵する為に親牛の体がついていけませんでした。。。

牛には胃が4つあって1番目の胃がほとんどの面積を占めます。

ちなみに人間のような胃酸の出る胃は第4胃で1~3胃は食道が変化してできたものです。

牛の場合メインになるのは第1胃。

ここには沢山の微生物が棲んでいます。

焼肉では1胃が「ミノ」2胃が「ハチノス」3胃が「センマイ」4胃が「赤センマイ」もしくは「ギアラ」と呼ばれていますよね。

この微生物が草の繊維を分解してくれるんです。

牛が草を食べられるのは微生物のおかげなんですね。

牛たちは基本的にこの微生物が分解した栄養素や微生物自体を栄養として生きています。

しかしこの微生物は周りの環境の変化に弱く、すぐに死んでしまうんです。

たとえば餌の種類を急に変えると胃の中でつくられる有機酸の量や種類が変わり、今までいた微生物が棲めない環境になってしまいます。

そうなってしまうと元に戻るまで3週間近くもかかってしまうんです。

だから牛は実はすごくデリケートな動物なんですね。

じゃあ胃で分解されなきゃいいんじゃない?と次に僕が目をつけたのがバイパスタンパク(加熱加糖処理大豆油粕)でした。

(②へつづきます)

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Top▲ | by beefcattle | 2010-01-17 15:40 |
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