基本に戻って、良くなって来た!かな? ③
岡山へ牛セミナーに行って来ました。

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講師はイリノイ大学教授のジェームズK.ドラックレィ博士
哺育・育成牛の栄養が専門分野との事だったのでワクワクしながら行きました。

僕の飼っている但馬牛は黒毛和種という品種なのですが、その中でも特別小さく、黒毛和種のマニュアルがそのまま使えないことが多いんです。
しかも今回のセミナーは乳牛の話がメイン。
そのまま使えないことばかりです。

だけど参加は即決。
だって使えるか使えないかは自分しだいだから。

乳牛と和牛の違いや、アメリカと日本の違いは確かに大きいけれど、参考になることは多い。
理論的な面からいえばやっぱアメリカが一番進んでいるしね。
(ただ、『牛を見る』といった技術は日本が一番だと思う。)

理屈だけで飼えるほど牛は簡単じゃない。
鵜呑みにして何回も失敗した。
理屈はあくまで基本。

僕は『牛を見る目』が周りの農家さんにくらべて未熟だ。
理屈だけじゃダメだってわかっているけれど、その差を埋めるためにはやっぱ勉強しかない。

理屈は正解ではない。
でも、机上の空論でもない。
理屈を知っていることで自分の居場所がわかる。検討できる。
書きかけの地図みたいなもんだと思う。

今回話を聞き、スターター(子牛の離乳食)の試験をしようと思っている。
でん粉発酵の強すぎるスターターからくる離乳時のアシドーシス。
でん粉率の低いスターターで離乳時の落ち込みを減らせたら。。。
結果が出たら公開しますね。


ちなみに今回、個人的に面白かった話は、
ルーメンの絨毛はプロピオン酸の影響を受けるが、大きさと容積は『飼料のガサ』によって決まるってこと。
『飼料のガサ』=『乾草』が一般常識だが、この場合の『飼料』とは『乾草』か『濃厚飼料』かは関係ないんだって。

あと、
CP20以上は子牛が利用できないからスターターはCP18で十分とか。
妊娠初期の蛋白の充足が筋繊維の数を決めるとか(普通は胎児の発育といえば妊娠末期なのに。)
(牛飼いでない方にはわからない話ですいません)

結構面白い話でした。

昼食はジェームズ教授と全酪の斉藤先生とご一緒させていただき、沢山質問させていただきました。
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もちろんセミナーが終わった後も先生をつかまえて質問質問。
おかげで腑に落ちることが多く、身に入りました。

知りたいことがあれば質問する(基本)。
セミナーは万人受けするものだけれど、質問したその瞬間は個別指導がうけられる。
すごいチャンス!!

そう言いながらも僕も質問できない時があります。
身近な人ほど聞きにくい。
そんな時は変なプライドが邪魔していることが多い。
もっと素直にならなきゃいけませんね。。。。


今回、自分のやり方の間違っている点が沢山わかった。
使えるかどうかは自分しだい。

放牧牛肉もこういった技術や理論の延長線上で考えていかないと、きっとうまくいかないと思う。
そしてその理論がピッタリはまったかどうかは日々の観察でしかわからない。

だから、これは牛飼いにしか出来ない。
企業じゃ絶対に真似できない。
そこに出番がある。

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Top▲ | by beefcattle | 2010-02-11 23:50
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