現実はそんなに単純じゃない!?
昨日は神戸新聞さんの取材がありました。
と言っても今回の取材対象は僕じゃなく「放牧」。
但馬地域の放牧事情を取材しに来られました。

但馬に来る前は淡路島に放牧の取材に行かれていたそうです。
淡路島では遊休農地が増え、それを利用した放牧が増えてきているとのこと。
今後も放牧は増えていくだろうとの事でした。

しかし、この但馬では耕作放棄地が増える一方で放牧頭数や面積はあまり増えていない気がしています。

放牧の話をするとき、必ずというほど良い話ばかりが取り上げられます。
例えば牛飼いにとっては
①餌代が抑えられる。
②糞尿処理にかかる経費が削減される。
③牛舎のスペースの確保ができる。
④労働力の軽減になる。
⑤それによって子牛に手がかけられる。
⑥牛が健康になる。
などなど。
土地の所有者にとっては
①使っていない土地から賃料が入る。
②荒れた農地の保全ができる。
③草刈りにかかる労力の削減になる。
④イノシシなどの獣害を防ぐ。
などなど。

両者にとっていいことづくめです!
そのため何年も前から「これからは放牧だ!」と言う話を耳にしていました。

確かにその通りだと思います。
でも現実はいまいち増えてない。。。
何故なんでしょう?

・年貢が合わない。
・遠い。
・車が入れない。
・近くに水がない。
・整備が大変。
・広くない。
・流産や事故が心配。
・土地を貸してくれない。
・何か問題が起きたら困る。(何もしないほうがまし)
・公害の心配がある。
・逃げたら責任はどうしてくれる?
・村の総意を得ないと・・・
・土地の境界線でもめている。
・所有者がわからない。
などなど。
実際に話すとお互いの思いが入り混じります。

「現実はそんなに単純じゃないんです。」

そんなことを僕は言っていました。
その一方で言いながら何だか違和感を感じていました。

本当に放牧を増やしていこうと考えている農家さんは放牧面積をふやしていました。
本当に放牧したければ、できる方法をとことん探すはず。
常にアンテナをはっているはず。
断られても何度も再提案するはず。

現実は単純。

本当本当に本当ににしたいと思っていないから放牧面積が増えないだけ。
「できたらいいな」ではできない。

僕の師匠が以前言っていました。
「100回提案して通らない案件はない。途中で相手のせいにしてあきらめた人がいるだけ。100回改善して提案してダメなら200回提案すればいいんだ」って。

本当にその通りだ。

いい訳やできない理由はポイだ。

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Top▲ | by beefcattle | 2010-09-29 23:24 | 日記
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