但馬牛のさと・おじろシンポジウム
「但馬牛のさと・おじろシンポジウム」が同じ香美町の小代区で行われたので行ってきました。

香美町の小代(おじろ)は但馬牛の発祥の地とも言われています。
但馬牛は神戸ビーフや松阪牛のルーツ。
日本の和牛のルーツと言っても言い過ぎではない地区です。
この地で昭和14年に生まれた「田尻」号という雄牛は牛飼いなら必ず知ってる名牛中の名牛。
現在の黒毛和種(和牛)のほとんどに但馬牛の血が入っており、但馬牛のほぼ全てにこの田尻号の血が入っています。
それくらい名牛を生み出してきた地域なんです。(但馬牛は松阪牛や米沢牛など「地域名」がついたブランド牛ではなく、ひとつの牛の品種(系統)だと捉えていただいたほうが但馬牛を理解いただけるかもしれません。)

そんな但馬牛という地域の財産を過疎地域である小代活性化のために観光とをどう結び付けるのかといったシンポジウムでした。
僕自身も牛を通して人を呼び、地域を元気にしたいという思いがあり、参加したわけです。

来られていたメンバーは大学の先生、国が認定した観光カリスマの先生、地元農協で一番牛の現状を知っている先生、神戸ビーフを一番扱っている食肉会社の方、地元畜産農家、地元観光協会などなど。

それぞれがそれぞれの分野で自分の確固たる世界を持っておられ、活躍されている方々。
そうそうたるメンバーです。

しかし、なんだか小代が良くなるイメージができなかったんです。。。
すごくいい話もあるんだけれど、形が見えない。

せっかく来賓の先生たちが来てくださっているのに。。。
何でだろう????

途中で気がついたんですが、地元の方の参加がすごく少ないんです。
主役がいない。。。

いくらいい話があっても、「俺が絶対にやるんだ!!」って引っ張っていく人間がいないと良い話だけで終わってしまう気がします。

もちろん一人ではできないことはたくさんあります。

だけど、「形にする」ってことはものすごいエネルギーがいって、それは「できたらいいね〜」や「手伝うから誰かやってくれないかな〜」っていうエネルギーじゃ全然足りない。

まさに、「俺が絶対やるんだ!!」というようなエネルギーなんだと感じました。

そしてそのエネルギーに反応して周りが一緒になって巻き込み巻き込まれ大きな渦を作る。
そういうもんなんだと感じました。

僕自身「何か提案できて、何か絡めたらいいな」とかそんな気持ちで参加していました。
そんな気持ちで参加すること自体が間違いでした。

自分が本当にやりたいなら、もっと自分で動いて形を作り、綿密に詰めて、
「君を待っていたんだよ!一緒にさせてくれよ!」
と言ってもらえるような準備をして、こういったシンポジウムに参加するべきだった。

もっといえば自分が動くことでこういったシンポジウムを開いていただくくらいの流れでないと、何も進まないな。

自分もこの小代でもっと活動できるんじゃないかなんて、なんかいい話が聞けるんじゃないかって
超依存していました。。。
「棚から牡丹餅」をどこかで期待していた自分が恥ずかしいです。


今日は牛市。

気合い入れなおして子牛達を送り出してきます。
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Top▲ | by beefcattle | 2011-02-09 07:03
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