ヘマトクリット値と盲点
家畜保健所に無理を言ってお願いした『母牛も含めた全頭検査』
マイコプラズマはbovisもdisparもオールマイナス。ってことは以前のブログにも書きました。
今回は違うお話です。

実は今回行った血液検査で、1列だけヘマトクリット値の高い牛群がありました。
ヘマトクリット値が高いというのは、「脱水ぎみ」恐れのあるの牛がいるっていうこと。
そして、それが『1列だけ』あるということ。

「おっかしいな~」と思い、早速ウォーターカップを見てみました。
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これがウォーターカップです。十字模様のベラを押すと水が出る仕組みになっています。
押してみるとジャジャジャ~と出るはずが、ちょ、ちょ、ちょちょろちょろ~っとしか出ません!!
しかもヘマトクリット値の高い1列だけ。。。
「何故だ~?」と早速分解してみる事に。
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取ったらこんな感じ、ただのステンレスのボウルです。

押しベラの下はこうなってます。
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押しベラが出っ張りを押して、出っ張りの下のくぼみから水が出る仕組みです。

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ばらすとこんな感じ。意外にシンプルです。

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おおおおお!!詰ってる!!こりゃ水出ないわ!!!

『ウォーターカップ=水の出る物』と思っていましたが、完全に盲点でした。。。
(全く水が出なければ糞がコロコロになってわかるのですが、ちょろちょろをちょっとずつ飲んでたんだね。。。ごめん。。。)

便利なものほど盲点がある気がします。
今回は明らかに僕の過失でした。。。

我が家の水は牛も人もおんなじ井戸水です。
保健所で10数項目の水質検査をして、「こんなにきれいな水だなんてびっくり!飲用水としてなんの問題もありません!!」と太鼓判を押していただいた水。
と~っても美味しいんです!
外出には必ず我が家の水を持って行くくらい美味しい。

井戸の掘削業者いわく、3キロほど下流に香住鶴という地酒の蔵元があるのですが、そこで組み上げている水と同じ水源ではないかとのこと。
そりゃ美味しいわ。。。

しか~し、井戸水ならではのデメリットもあるのです。
まず、ポンプが電動なので停電すると水が出ません・・・・・
次に、井戸水なので微量の砂が混じる事があります。(といっても5年に1度家の水道の蛇口にちょっとついている砂を落とすくらいのレベル)

今回、牛舎で水の出が悪かったのは、水道配管の一番最後の列でした。
行き場のない微量の砂が、何年も積もり積もって錆も出ていたようです。。。。

と、言う事でウォーターカップ大掃除作戦決行!!!

スッキリです!!
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これで水がジャジャジャジャ~っと勢いよく出るようになりました!!!

血液検査が見落としがちな所を教えてくれました。
思わぬ収穫!!!
いや~、本当にしてもらって良かった。

Nちゃん、アドバイス&ご指摘ありがとうね!!!

ちなみに子牛はウォーターカップではなく、水槽で水を与えています。

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以前はウォーターカップでしたが、飲水量が牛の強弱で違いが出たり、一気に飲める量が増えるため、水槽式です。
ちなみに毎日水は変えます。
全然餌の食いが違います。

しっかり牛見なきゃね~ってお話でした。
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Top▲ | by beefcattle | 2012-04-18 22:14
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