採卵
今日は我が家のエース「てるこ3」の採卵でした。
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左右の卵巣で黄体があわせて8個。
Aランク4つ。Bランク1つ。Dランク1つ。計6つの受精卵がとれました。
Dランクは細胞分裂の途中で発育が止まって(死んじゃって)使えないし、Bランクは凍結には向かないのでAランクの4つだけ凍結。
VA100,000,000IU(←桁違いだろ!って突っ込みたくなります)×10日の効果は抜群でした。

ただ、同期化した牛は発情がこず(黄体がなく)新鮮卵移植は出来ませんでした。。。。
何だかBランクの受精卵にはな申し訳ない思いでいっぱい。

と、、、牛飼い以外には分からない話でごめんなさい。
牛飼いさん向けのネタはおしまいおしまい!


今日は顕微鏡の接眼レンズに無理やりデジカメくっつけて受精卵を撮影してみました。

これが「てるこ3」の受精卵。
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ピンボケだけど、とにかくひたすら綺麗だよね。
美しい。

これが牛になる。
自分も、目の前の娘も息子も、見たことないけど始まりはこんなだった。。。

僕は毎日毎日牛のルーメン(第1胃)の中を想像して、目の前の牛を見て、どうすればもっと良くなるだろうか考えている。
牛が生まれてから牛市に出すまでの9ヶ月間ずっと。
牛飼いを始めて10年間ずっと。

今まで僕は山ほど失敗して、でも少しづつだけど自分の目指す牛に近づいてきた。

今後も引き続き失敗を重ね、知識は増え、技術も重ねて、今以上に僕は良い牛を育てることができる。
かもしれない。

でも。。。
同じ9ヶ月間だけど、この、受精卵から子牛として生まれるまでの9ヶ月間。
この子宮の中での奇跡に比べたら、自分の牛飼いとしての力ってのはいかに微々たるものかってよくわかる。

自分のしている事は、牛の足をいかに引っ張らないか。
牛に贅沢させるのでなく、いかに牛に寄り添えるかなんだとよくわかる。

それが出来なければ僕は牛で飯が食えない。
最近そう思えて仕方ないのだ。

でもね、これが難しい。
寄り添うって言うのは、言うは易く行うは難しだ。

夫婦や親子であっても分からないことだってある。
ましてや牛だ。
わからん。永遠に分からんのかもしれん。

それでも牛飼いとして生きていくのだから、一生悩まなくてはいけない。

ほんと、贅沢な悩みだね。
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Top▲ | by beefcattle | 2013-04-12 23:43
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