就農前と現在
2002年に就農したときの増頭計画では当時から11年後の35歳で繁殖25頭でした。
当時は牛舎を新築したり大きな借り入れをして牛を飼うなど考えられなかったのです。
当初5頭の親牛からはじめたのですが、雌が生まれたら保留をし、徐々に増やし負債は少なく経費を抑えてといった考え方でした。
もちろん自己資金をある程度持ち、それで経営していく方法はリスクが少なく安全です。
しかしこの方法だと僕の頭では35歳で25頭でした。
自己資金を増やす方向も考えましたが、かなり遠回りになり本末転倒になると思ったのでやめました。
25頭では1頭当たり15万の純利益がでたとして1割保留、1割事故と見て8割販売と考えると販売頭数は20頭です。
20頭×15万=300万/年
一人ならいいが家族を持つことを考えると35歳で年収300万はいくらなんでも厳しい。
35歳で300万ということは35歳までならまちがいなく300万を切るということです。
こんなこと本当にやっていけるのか。。。
本当に何度も何度も葛藤しました。
諦めようと思ったことも何度もありました。
それでも最終的にやってみたいという気持ちが勝ち牛飼いをはじめたのです。
当初から完璧な計画を書きスタートしたわけではありませんでした。
この方法ははっきり言ってお勧めできません。
しっかり計画して十分家族を養う自信があってこそ就農するべきです。
でも、このときの決断があったから今の僕があるのです。

現在牛飼いをはじめ丸4年が過ぎました。
28歳で50頭になりました。
当然負債は多いですが十分返していく自信はあります。
次は100頭です。

就農するにあたり綿密な計画は絶対必要です。
しかし、綿密な計画をたてればたてるほど楽なものでは無いということがわかってきます。
儲かる計画ならぜひもう一度見直すべきです。
素人が計画して儲かるようなら農家はみんな儲けてますから。
最終的にはそれでも本当にやりたいのかどうか、覚悟があるのかどうかです。
実際、いざ始めてみればやりようはいくつもあります。
当時の自分の考え以上の考えができるようになります。
ただそれには綿密な計画とそれを踏まえた覚悟があるかどうかだと思います。

今後新規就農者がどんどんでてくるためにも、もちろん自分が食べていくためにも僕はこの5年で今以上の結果を出さなければいけません。
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Top▲ | by beefcattle | 2006-12-27 20:05 | 新規就農
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