酪農の削蹄
先週は牛市前日と牛市の日以外、今週は5日間削蹄つづきの日々です。
先週、今週とは酪農の削蹄でした。
普段は和牛の肥育や繁殖を切ります。
削蹄には削蹄枠を使って牛が身動き取れないようにビッシっと捕定などはしません。
鼻を柱にくくって、かるく足にロープをかけて行います。
枠に比べ牛の自由度がかなり高いため技術がないと牛も人も怪我をします。
しかし酪農の場合は足にロープもかけませんし、鼻もくくりません。
ただ牛が大きく前後しないようにかるく首をくくるだけです。
牛が固定されてるわけではないので、ちゃんと足を持たないと牛は急にこけたり、暴れたりします。
酪農は更なる技術がないと切れませんしいい加減なことでは大きな怪我をします。
逆に言えば酪農の削蹄はとても勉強になるということです。
力任せでなく牛にあった持ち方が出来なければ切れません。
僕は力任せに持つもんでよく怒られました。
「お前の足持ちは怖くてこっちが怪我するわ!!」とか。
「お前は何回言っても分からんやつだな!あかんもうええ、わしが持つわい!」とか
「もっと牛を見て足持ちしろっていっとろうが!」とか
「まんだかい!いつまでも時間かけてやるから牛が嫌がるんだろうが!」とか
「なんでそこから切ろうとするんだ!わしがなんで足持ちさせてるか分かってんのか、見て覚えんかい!」とか
「頭使わんと何年たっても上手くなんかならんぞ!」とか
しょっちゅうです(笑)
力任せに持つくらいなら出来ますが、力任せだといいようにツメを見れないので上手に切れないのです。
酪農は本当に勉強になります。
力で出来ないところが実に面白い。
怒ってもらえるうちが華です。
今のうちにがっつり怒ってもらって、しっかり技術を盗みたいです。
削蹄をするだけならいくらでも人はいます。
やるからには田中一馬でないとダメだと言われるような削蹄師にならないと意味がありません。
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Top▲ | by beefcattle | 2007-01-18 00:38 |
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