牛舎⑤
色々な牛舎を見学に行き、それらを参考にして現在の牛舎に行き着きました。
牛舎を見学する際にも色々見るポイントがあります。
自分の中でかなり鮮明にイメージを持っていれば必要なポイントがつかめ、的確な質問も出来ます。
しかし、そこまでいっていない場合には漠然と牛舎を見てしまい後に残らないということが多いのです。
そういう時は大抵大まかなウシの配置とか、逆に細かな扉の細工なんかにしか目がいっていません。
また、見学に行くと農家は自信満々に話しますからどれもよく見えてしまい、ポイントが絞れず、いい牛舎だったなあで終わってしまいます。

それではせっかくの視察が台無しです。
僕が見学に行く際は必ず聞くことがあります。
それは牛舎の欠点です。

基本的に牛舎の使い勝手というのは使ってみなければ分かりません。
いいと思った牛舎も意外な落とし穴があったりします。

ただ単に、「この牛舎の欠点は?」なんて聞くと相手の気分を害すだけです。
「大変素晴らしい牛舎ですね!僕には完璧な牛舎に思えるのですが、○○さんがあえてこの牛舎を改善するとこがあればどんなとこでしょう?」なんて聞くことで結構いい話が聞けるものです。

自分で牛舎の設計をする時は良いところばかりを突き詰めて考えるため、欠点をイメージしようとしてもなかなかできません。(簡単に欠点が出てくるのはツメがあまいだけです)
しかし、実際その牛舎で作業されている方の意見には自分がイメージする以上の物が出てきます。
特に欠点については顕著です。

この牛舎の良いとこは?なんて聞いても出てくるのは目に見えてわかっていることの方が多いですよね。
聞くべきは欠点。
上手く聞き出すことで「ここをこうすればよかった。だけど○○○って問題があってな」とか、おまけの話がついてきてそれがまた参考になることが多いのです。

自分が最高と思う牛舎は比較的イメージしやすい。(コスト抜きなら)
イメージが行き届かない欠点や改善点こそ視察から学ぶべきものだと思います。

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Top▲ | by beefcattle | 2007-03-08 23:58 | 牛舎
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