魅力あるものとは?
以前も書きましたが、京都府舞鶴市に「若い衆でやろ会」というグループがあります。
20代~30代の約15名からなる若手農家で結成されており、その中の半数近くが新規就農者です。
一月ほど前に「若い衆でやろ会」が企画した農業体験ツアーに参加してきました。

「行ってよかったー!僕も頑張らないと!」という気持ちになりました!!

彼らには自分だけが得をしようといった考えは無く、身を削っても地元を活性化させたいというアツイ思いがありました。
荒唐無稽な夢を語っても頭ごなしに否定や嘲笑などありません。
話していて、とても新鮮でした。
何でも無責任に肯定するのは問題がありますが、夢を堂々と語りあえる環境は魅力的です。
夢があるから頑張れるのです。
この地域に憧れて新規で来る方の気持ちがよくわかりました。
熱く、魅力的な方々でした。

夜の部の自己紹介の時、僕は思わず集まった就農希望者の前で
「今就農するのであれば舞鶴に行くべきだ」と言ってしまいました。
なぜなら彼らには本気で仲間を増やし舞鶴を盛り上げていきたいと言う思いの強さがあったからです。
言っていて悔しかったというのが正直な気持ちでした。
しかし、心配は無用!
「今は残念ながら舞鶴のような状態にないが、近いうちに必ず牛を飼うなら美方郡!といえるようになりますから!!」と言ってきましたので。
あとはもっともっと魅力ある美方郡にすればいいんですよ(笑)

「どうしても僕は美方郡で牛飼いしたいんだ!」と言ってもらえるような地域にしていかないといけないと強く思いました。
魅力がないと人は来ません。

今の但馬牛の魅力って何でしょうか?
コザシ?味?希少価値?
もっといっぱいあると思いませんか?
牛自体が持つ魅力もたくさんありますよね。
国土の保全に寄与したり、人の心を癒したり、観光資源になったり、命の大切さを伝えたり。。。
いくらでも魅力ってありますよね。
しかしそれを生かせているのでしょうか?
それ以前に「そんなもんじゃ飯は食えない」で思考停止してしまってないでしょうか。

子牛というのは高い安いはありますが市場にかければまず売れます。
つまり「但馬牛でどうやって多くの方に感動を味わってもらえるか」と考えなくっても牛の値段に影響はありません。
これからは違います。
但馬牛→牛肉としての評価のみでは生き残れないと思うのです。

ただ何も考えず今のまま待っていては誰も入ってこないでしょう。
「いつかは但馬牛の味が評価されるはずだ」なんて待っていてもそんな時代は来ないと思います。
来たって一時期のものでしょう。
「いつかは」という考えではいつまでたっても来ないと思います。

但馬牛に胡坐をかかず、もう一度但馬牛の可能性を見直し、社会に新たな価値を提供していかねばいけないのではないでしょうか。
それは味といった面だけでなく、環境、福祉、文化、教育、健康、地域、未来などといった広い視点で但馬牛がどういうふうに活躍できるのかといったことになってくるのかと思います。
つまり、但馬牛がいかにして一般の方、地元の方に「夢」を提供できるかだと思うのです。

そのキーワードの一つとして林間放牧があると僕は思っています。

僕は但馬牛が好きです。
僕自身、よそからの新規参入ではありますが父は但馬出身です。
僕のルーツは但馬にあるのです。
但馬牛があったから今ここに僕がいるのです。
但馬牛は僕にとって欠くことが出来ないものです。
だからもっと盛り上げたいのです。

霜降りブームのみに没頭するのでなく、但馬牛を生産する我々がもう一度但馬牛で何が出来るのか考える時期に来ているのだと思います。
「今は気高系が主流だからそのうちきっと但馬に戻ってくる」といった考え方は間違いなのです。

「肉の生産」だけではせっかくの歴史ある但馬牛がもったいない!!
但馬牛は可能性の塊なのに!!


「但馬牛は日本一だ!」はもう古い!

「但馬牛から日本を変える!!!」これでいきましょう!d0099005_104093.jpg
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Top▲ | by beefcattle | 2007-04-26 01:44 | 新規就農
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