みかた和牛会
みかた和牛会という組織がある。
兵庫県美方郡の35歳以下の牛飼いからなるグループ。
僕も入っている。
毎年35歳を超えて引退される方が出るのだが、同時に新しい牛飼いも入ってくる。
発足して4~5年が経ち、現在は10名ほどの牛飼いが所属。
今年はなんと10代の若手後継者が2人も入ってきて、すごくいい感じ。
こうやって若手が集まれるのは楽しい。

そんな「みかた和牛会」の取材が先日うちの牛舎であった。
10分ほどだが4月12日(日)12:00~サンテレビで放映される。
ぜひ見てくださいね。

今回は数名の若手の牛飼いがインタビューされていた。
それがすごく楽しみ。
みんな何言ってたんだろう?

僕自身は新規就農者ということもあり、就農1年目からずっと色々なメディアに取り上げていただいた。
でもそのほとんどが物珍しさからくるもの。
僕自身には実力も実績もまったくなかった。

一方、美方郡には色々な若手牛飼いがいる。
高校中退して削蹄一筋で15年以上黙々とされている方。
種雄牛の育成に力をかけている方。
繁殖肥育一貫経営や多頭飼育の先駆けとなった後継者の方。
一から牛飼いをはじめ、200頭以上の頭数まで増やし続ける全国レベルの方。
僕なんて足元にも及ばないくらい牛を知っている方がいる。
そういった方が但馬にはいるってことをもっともっと知ってもらいたかった。
だから今回、いろんな若手牛飼いが取材されていたことが自分が出る以上にうれしかった。

取材中、僕の削蹄の兄弟子が若い子たちに爪切りを教えている場面があった。
みんな真剣に聞いている。
それを見て涙を浮かべている熱い公務員もいた。(残念ながら4月から転勤に・・・)
みんなで一丸となって何かを成し遂げるって最高に楽しい。

僕はこの「みかた和牛会」をもっともっと面白い会にしたいと思っている。
探り合う関係なんてうんざりだ。
馴れ合いじゃなくって、成長し合える仲間でいたい。

今はまだ
「経産牛の放牧牛肉の商品化しよう!」
というと
「まあ一馬君、そんな難しいこと言うないや」
と混ぜ返されてしまう。
相手にされない。

それを以前は人のせいにしていたけど
これはまだまだ、僕が牛飼いに本気じゃないってことなんだなと気づいた。
「何を言うかよりも、誰が言うか」なんですよね。
がんばります!!

たとえば・・・・
僕「放牧牛の商品化しよう」
Aさん「そんなことよりまずは子牛を高く売ることだ」
Bさん「それもそうだけど売り上げは自分で決められないよ。経費を削減することを考えよう」
Cさん「安い餌を買うために共同購入しよう」
Dさん「その前に繁殖成績を上げよう。経費削減の基本だろ」
N先生「実はこんな方法があるけど・・・・」
全員「よし、とりあえず試験してみようか。」
・・・・・・・・
かなり簡単に書いたけど、こんな風にみんなで言い合えたらいいな。
その中で、自分たちが目指す方向を一緒に考えていきたい。

誤解されやすいのだが、
僕は放牧牛肉をみんなに押しつける気は全くない。
否定されたっていい。(実際にまだまだ穴だらけだ)
それよりももっと話したい。
探り合ったり、茶化したりするだけではなく、もっと真剣に話せる環境にしていきます!!
それが出来るのが「みかた和牛会」だと思う。
(いつも浮いてしまうのですが・・・・チャンス!!)

みかた和牛会、今年はやるぞ!!


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Top▲ | by beefcattle | 2009-04-06 22:41 |
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