松阪人と但馬人
先日、松阪で松阪牛を飼育されている松本さんご夫妻が来られました。

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松阪牛といえば、よく新聞などで「松阪牛0000万円!!」とか書いてある記事を見たことありませんか?

あれは松阪肉牛共進会という牛のコンテストでトップをとった牛のことなんです。

今回来られた松本さんはその共進会の昨年のチャンピオンでもあります。

それだけではなく但馬牛の雌の購買では松阪で2番目に多く購入いただいている方なのです。

とにかく但馬牛にこだわりをもたれている方で、こういった方に支えられて但馬牛があるんだなと思いました。



松阪牛と但馬牛は切っても切れない関係です。

今は但馬牛以外の牛も松阪牛になるのですが、昔は「松阪牛=但馬牛」でした。

今でも但馬牛に限り特産松阪牛と定義がつけられています。

先ほどの松阪肉牛共進会も但馬牛でないと出品できません。

松阪があったから今の但馬牛があり、但馬牛があったから今の松阪があります。


新但馬牛物語には

『昔は但馬で生まれた雌子牛を紀州の農家で調教し、農耕用に使っていた。
その牛は1~2年後に松阪で農耕用として飼われ、明治になって牛肉の需要が出来てくるとしだいに太らされて消費地の大阪方面に送られていった。
明治の中旬ごろには松坂が上質の「神戸肉」の産地になっており、大正に入ってから松阪肉がブランドとして確立されてきた。』
と書いてありました。

松阪と但馬は明治以前から関わりがあるんですね!


そんなつながりの太い松阪牛ですが、実は今まであまり松阪の牛飼いさんと話す機会がなかったんです。

今回若手牛飼いの会でお話を聞く機会をいただきました。

だからどんな話をしようかワクワクして行きました。


色々と勉強になったのですが、仕事の面白みについてお聞きしたところ

「自分の牛を美味いって言ってもらいたい。値段なんていくらでもいい」

「11番、12番(霜降りの最高ランク)はいらん。6~7(霜降り中ランク)でサシは十分」と教えていただきました。

枝肉市場出荷でなく飲食店や消費者を相手にされているからこそ言えるコメントだと思いました。

一方で

「牛が元気に餌を食べている姿が好き」ともいっておられました。

やっぱ牛飼いだなあと共感しまくりました。


牛ばっかり見てると食べていただく方の顔まで中々見えてきません。
どんな仕事でもそうですが、販売側は売れることをゴールにしがちです。
だけどお客様にとってのゴールは買ったその後なんですよね。
牛飼いも同じだと思います。

そこがイメージできないと牛肉離れも止まらないんじゃないのかな。

景気のせいにして諦めるより、考えて考えてあがこう!

こだわり持っている人は面白い!!!
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Top▲ | by beefcattle | 2009-07-11 23:46 | 日記
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