カテゴリ:牛( 51 )
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子牛育成は難しい
おはようございます!
最近は睡魔が強く、悪戦苦闘しています。
今日も削蹄に向かう車内から書き込みです。
(携帯からの書き込みは文字制限があり、何度かに分けての投稿になります)

僕は子牛生産をする農家として今まで、「いかによく餌を食う牛」を育てるかを考えてきました。
そのために病気をさせず、牛の成長過程に合わせた給与プログラムを考えてきました。
もちろん完成形には程遠く、一生勉強なのですが、その過程で自分なりの哺乳の技術や栄養管理、ワクチネーション、駆虫、環境(←これ大事!)と様々なことを学び、実践改良してきました。
大失敗もしましたが、生活がかかっていたのでそのぶん真剣に取り組め、自分なりの判断基準も少しずつできるようになってきました。

つづく
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Top▲ | by beefcattle | 2009-03-24 07:11 |
さあ、子牛が生まれました!
パートナー制度第2弾の子牛が先ほど産まれましたー!!
雄です。
元気です!!
楽しみだー。

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----------今日の一歩(目標:毎日昨日を更新する!)-------------
①牛・・・日ごろ後回しになっていた牛舎の修理等を片付や牛の手入れをしました。
     (今日は一日中牛舎仕事でした)
②今日読んだ本・・・「起きていることはすべて正しい」勝間和代著(第2章)
③今日のありがとう
・島根のMさんからパートナー制度のチラシ配布のご協力をいただきました。
・またまた母が手伝いに来てくれました。
・岩手の八丸さんのブログに昨日の講演会の出来事が書かれていて、本当にみんながいつも応援してくれているんだって感謝でいっぱいになりました。
ありがとうございます!!

では寝ます!!
おやすみなさい!!
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Top▲ | by beefcattle | 2009-01-30 01:22 |
生まれたばかりの子牛は


上手にミルクを飲めません。
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だから股にはさんで飲ませます。
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でも、しばらくするとキュッと首をすぼめ
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助走にのせて真下から突き上げます。
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good!!
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Top▲ | by beefcattle | 2009-01-15 18:39 |
ありがとう・さようなら・こんにちは
ここのところ何をしても力が入らず、自分でもどうしたのかと思うくらい倦怠感と脱力感につつまれ全く集中できずにいました。
「これはいかん!」
と、思いはするものの、どうしても力が入らないのです。

そんなときうちで生まれた牛の肉を肥育農家のHさんにいただきました。
「祭」という牛です。
祭は小さい頃からすごく体のきれいな牛でとても思い入れのある牛でした。
また、そのときの子牛市場の最高価格で買っていただいた牛でもありました。
早速その夜に焼き肉にしていただきました。
甘味があり、おいしかったです。
子牛から見てきたので美味しい美味しくないを超えて、食べながら「ありがとう」という気持ちが自然と湧きあがってきました。
よし、頑張ろう!
「祭は俺がなんとなく生きるために肉になったんじゃないんだ。」
もっともっと僕たちが日々充実して生き、かつみんなが充実して生きる社会をつくるための力として僕の前にいまいるんだ。
そういう思いで祭を食べた時、力が体の奥から沸々と出てくる感覚がありました。
祭、ありがとう。

しかし、その2日後の事でした。
僕が福井県に泊まりで削蹄に行っている最中「ずんだ(子牛)が死んだ」との連絡を受けたのです。
頭の中が真っ白になりました。
ずんだは生後1週間。
生まれて2日目にぐったりとしており、熱をはかると42℃と高熱でした。
急いで獣医さんにみてもらい、次の日には37℃に。
今度は低すぎます。
このまま下がっていけば死んでしまう。
毎日点滴をし、ミルクをやりました。
その甲斐あって「ずんだ」は立つようになり、歩くようになりました。
なにかおかしいとは感じていましたが、元気になっていくずんだを見て回復を確信していました。
僕は7年間牛を飼っていますが子牛を死なせてしまうことは1度もありませんでした。
だから子牛は「死なないもの」だとおもっていたのです。
生きているのはあたりまえだって。

原因は内臓破裂でした。
親牛が産んですぐ子牛を踏んでいたようです。
産室は5m×3.5m
狭いわけではありません。
初産でした。

このところずっと悩んでいました。
放牧牛肉を事業にしようと思えば思うほど「放牧」に取りつかれている自分に違和感を感じていました。
確かに放牧牛肉は必要だ。
でも目的じゃない。
目的は畜産を通し、食べる物に困らない社会と命に感謝する持続的な社会をつくること。
「人も牛もしあわせな社会」をつくる!
例えば単純に、生まれてから放牧場で野放しで、大きくなったら(ならないんだけど)牛肉にし、
「穀物でふとらせた不健康な牛肉と違い、放牧牛肉は健康的な牛肉です!」とか
「子牛から肉まで放牧で育てているのは日本では唯一うちだけ、これが本物の牛肉です!」
なんていいように言うのは簡単。
だけどそれは違うっておもう。
子牛から放牧をすることで低栄養や肺炎で死んでしまう牛もいる。
理想肥育で丸々太らせて心筋梗塞でポックリいく牛もいる。

牛は寿命まで生きることはない。
肉牛に限らず乳牛でもおなじ。
「祭」にしても「ずんだ」にしても同じ。
「放牧」しても「舎飼い」でも同じ。

あたりまえのことだけどやっぱりどんな大義名分があろうとも牛を死なせたくはない。
牛飼いならわかるだろうけど肉になる牛と事故で殺してしまう牛は同じ死ぬにしてもまったく違う。
経済動物といえども経済的損失なんてものを超えた、どこにもやりばのない虚しさと悲しさがある。
みんな牛が好きだから。

一番大事なのは牛が好きという気持ち。牛に感謝する気持ち。
食べる側のエゴや経営者の思いだけで理想や理念を牛に押し付けてはいけない。

生産者も消費者も「ありがとう、いただきます」と牛に感謝して食べる流れを作ろう。
消費者のニーズも大切だけどポジティブリストをはじめ過剰に安全性のみを追求することは一歩間違えれば食に対して無関心になってしまう。
原油高による餌の高騰よりも無関心であることのほうがよっぽどこわい。
食べ物に込められている命に関心を持たずして食の関心とはいえないのではないか?
今あるのは自分の健康に対する関心だけな気がする。

誰もがしあわせに生きていくために
①食べる物に困らない社会をつくる
国内で生産される資源を使った牛肉生産。
僕の場合は山林を活かした牛肉生産を目指す(方法は色々あっていい)
②命に感謝する社会をつくる
みんなが生かされていることに気がつく
牛に「ありがとう」とおもえる牛肉生産
牛飼いをこどもたちの将来の夢ナンバーワンにする。

この出来事の最中、妻が妊娠しました。
新しい命が宿ったことに本当に感動してしまいました。
これから僕らの子供や孫が心配することなく暮らせるよう、斜に構えている隙なんてないです。
まだ本調子ではありませんが一人でも多くの方と一緒に考え行動していけたらきっとできると信じています。
頑張ります。

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Top▲ | by beefcattle | 2008-06-05 13:43 |
子牛の能力
たまには牛のお話を。
今日も油断をしていると子牛が逃げてしまいました。
一歩でも外に出るとものすごいスピードでここぞとばかりに走ります。
そんな時はたいてい「ヴぇッ」と一声鳴いて走り出します。
子牛といえどもそのスピードは侮れません。
というか、子牛こそ侮れないのです。
やはり、もともとは肉食獣から襲われる立場の生き物です。
トップスピードまでが速い。
3歩くらいでもう追いつけないスピードなのです。
2歩までに捕まえようとぐっと力を入れ走ったところうんこをふんずけて転倒しました。
よくあることです。
うんこが背中やお尻についたと思いきや、間髪入れずに鳩にウンチをかけられました。
かなり調子いいです。

子牛の全力で走る姿を見て修行中の出来事を思い出しました。
修行中、子牛が柵を越えてジャンプしたんです!
「ジャンプなんて普通じゃないかー」とおもいますか?
普通じゃないジャンプだったんです!
ふつうは柵を飛び越えるのですが(ほんとの普通は飛び超えもしないんですが・・・)、彼は柵に後ろ足をかけ、そこからさらにジャンプしたんです!
柵は工事用の単管パイプですから子牛の足よりも少し細い。
ちょっとでもずれれば滑っていたでしょうし、何より柵の上でもう一度溜めて飛ぶなんて信じられませんでした。
あの事を思い出すと今でも興奮します。
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Top▲ | by beefcattle | 2008-04-17 21:09 |
牛の感情
お正月にある高校生の方からメールをいただきました。
とっても大切なテーマだと思ったので皆さんも一緒に考えてみてください!

「(前文省略)今日 久しぶりにメールさせていただいたのは 疑問ができたからです。
私が中2の時、トライやるウィーク という中学生が1週間 職場体験をする という行事があり、私は近くの牛舎に行きました。
そこで神戸牛の飼育体験をして、出荷されるところに立ち会いました。
その時に 出荷される牛が涙を流していました。
それは 悲しかったからなんでしょうか?
それに、周りの牛も鳴いていて まるで運命を知ってるような感じでした。
周りの牛が鳴いたこと、出荷される牛が涙を流していたこと これらは偶然だったのでしょうか。
あと、そこから発展して もう1つ疑問が生まれたんですが..
牛は感情によって肉質に変化があるのでしょうか?
ストレスによって肉質が悪くなったりすると聞いたことがあるので、何かしら関係がある気がします。
喜びを感じることで肉質がよくなったりすると思いますか?」

ありがとうございます!
僕は繁殖農家(子牛を生産する農家)で肉牛の専門家ではありませんが一牛飼いとしてお答えさせていただきます。
僕は牛は悲しくて泣くと思います。
気持よくて涙を流す牛もいますよね。
うれしくて涙を出す牛もいます。
この時に周りの牛が鳴いたのは出荷をわかっているからだと思うんです。
絶対理解してると思います。
少し擬人化しすぎでしょうか?
屠場につくとガチガチに震えてしまう牛もいますから分かっているんではないかとは思うんです。
牛が分かってくれないのは自分が牛のことを分かっていなかったから。
牛に伝わらないのは今まで牛の気持ちを考えていなかったから。
皆さんはどう思われますか?

もう1点、ストレスと肉質の関係はよく言われていますが『喜び』を感じると肉質が良くなるのかといった点はどうなのか僕にはよくわかりませんでいた。

そこで、獣医兼畜産コンサルで有名な松本大策先生をはじめ何人かの牛飼いの先輩に
「喜びを感じれる→ストレスを感じない環境と考えれば肉質向上も納得いきますが、単純に「喜び」という感情から肉質は良くなるのでしょうか?」
と聞いてみました。
松本先生からお返事いただきましたのでご紹介さしていただきます。

「僕も、非科学的といわれても、やはり悲しくて泣くんだと思います。
僕の現場巡回に立ち会った経験のある方はご存じですが、牛さんはきちんと説明してから納得してもらった上で血管注射すればほとんどの牛さんは動きません。「暴れない」じゃなくて動かないで協力してくれます。
喜びを感じると肉質がよくなるというのは科学的に説明が付きます。
ストレスがないとACTHや副腎皮質ホルモンの分泌が少ないです。すると吸収した栄養は蓄積に回りやすいのです。
もう一つは、僕は人間の味覚にとって副腎皮質ホルモンの味というのは悔しい時の口の中の味のはずです。
味覚として感じていなくても、出荷時にストレスや恐怖を味わった牛さんの肉は、副腎皮質ホルモンの味の記憶を呼び覚ますんじゃないかと考えているのです。
今年やりたい実験の一つです。
(ストレスをわざわざかけるようなまねはしませんよ。お肉の中のステロイドホルモン値を計測して、テイスターの方の味覚と合うか調べてみたいのです。
幸せな牛さんの肉は幸せな味(味覚としてはとらえられないけど)があると思いますよ。
以前も書きましたが、そこを調べるための試験をしたいのです。
昨年、田中さんの牛さんの試食をした際に、実は他にも試食の依頼が来ていて、スタッフで真剣に取り組みました。
二つの牛肉はまったく違った味で、しかしいずれも「おいしい」のです。
かたや、脂肪の風味のよい甘い香りで、日本風の焼き肉でこそ最高!というお肉。
かたや、かみしめるほどに味の出るサワー系のブロックでの塩こしょうで味わったり、固まりでシチューにしたいようなお肉。
僕は、どちらの牛さんもあふれるばかりの愛情で育てられているのを知っています。
スタッフが、このまったく異なる2種類の牛さんについて、いずれも「どこか他の牛と違う」と感じたのも、その点ではないかと思うのです。
今は、非科学的に聞こえるかも知れません。
でも、科学が進めば、もっともっと大切なことが解るようになると思います。」

ありがとうございます!
すごいですね!説明して納得してもらった上で注射すると動かない。
今まで糞取りのときに牛を起こす際「シッ!」とか「ハイ!」とかの掛け声を使っていましたがこれは良くないと「今からうんこ取って寝床をきれいにするのでちょっとのいて」といって糞取りするようにしています。
牛たちが納得しているのかはまだわかりませんがそうすることで牛に対する愛着がグッと出てきた感じがします。
その他にも諸先輩方のご意見はいずれも感情があるということでした!!


皆さんはどうお考えでしょう?
牛たちはどこまでわかっているんでしょうか?
幸せな牛ってどんな状態だと思いますか?


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Top▲ | by beefcattle | 2008-01-13 21:38 |
哺乳④
前回哺乳ホルダーについて書いたので、ちょっと今回はその補足を。。。

①失敗哺乳ホルダー
ホルダーの乳首をいれる穴をギリギリの大きさにすると、哺乳瓶を入れるときに手間取りそうだなと思いました。
ということで、ポンと入れるだけでいいようにと最初のホルダーは穴を大きくしたのです。
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確かに入れやすいです。
しかし飲んでいる時にずれてきます。。。
そしてついにはホルダーから落ちてしまいます。
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手前が穴の大きいホルダー、奥が穴を小さくしたホルダー。
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穴の大きさは小さいほうがいいですね。

②バーデンスタート
人工哺乳ではバーデンスタートが有効に使えます。
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バーデンスタートは人工乳(固形の子牛の離乳食)をボトルから食べさせる容器のことです。
一見哺乳瓶のようですが乳首が違います。
ちなみに代用乳は粉ミルクのこと。
人口乳は固形の離乳食のことを言います。(牛飼いさんばかりで無いので補足です)
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バーデンは牛が咥えると乳首が大きく開いて人工乳がでてくる仕組みになっています。
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この乳首は既存の哺乳瓶に取り付けられます。
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これだったらこの哺乳ボルダーにすっぽり入って使いやすいですよ。
子牛も哺乳瓶と同じところにあるためかバーデンから人工乳をかなり食べます。
人口乳は初期の食い込みが大事ですから少しでも食べさせる方法が大事なのは言うまでもありませんよね。

③漏斗
哺乳瓶にぴったりの漏斗がどこのホームセンターにもなく、塩ビパイプを加工したりして漏斗を作っていましたが、なんとまたまたダイソーにありました。
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ほんとにぴったり!
大したものはないと思っていたのですが、初めて100均を見直しました。
興味のあるかたにはお勧めですよ。
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Top▲ | by beefcattle | 2007-04-16 22:51 |
哺乳③
以前載せた哺乳瓶のホルダーについて詳しく説明を、との要望があったので。
田中畜産哺乳瓶ホルダーの作り方です(笑)

一般に販売されている哺乳瓶ホルダーはこのようなものです。
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どこにでも引っかけられると言う利点はあるものの哺乳瓶をホルダーにセットしてから引っかけるため意外に手間ががかるのです。
また価格が高いため数を買うとかなりいい値になります。
そこで安価で使い勝手の良いホルダーをつくろうと思いました。
安価と言えば100均(ダイソー)です。
色々試したのですがダイソーのプランターが一番ぴったりでした。
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このプランターをまず半分に切ります。
そして乳首の出る穴をあけます。
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簡単ですね。
ドリル等では割れやすいため、僕は小さな穴をあけ削蹄鎌で牛のツメを切るような感じで切りとっています。

続いて取り付けです。
用意するのは角材(何でも良い)、垂木止めクランプ(自在)、ビス(または釘)
角材に先ほどのプランターをビスでビシッととめます。
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次に角材と垂木どめクランプを取り付け単管パイプにつけます。
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終了です。
簡単、安い、使い易い哺乳ホルダーの完成です(笑)
これなら上から次々哺乳瓶をほりこむだけですので作業効率がものすごく上がります。
興味のある方は是非。
思った以上にいいですよ。
ちなみに哺乳瓶は3リットルのものです。
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Top▲ | by beefcattle | 2007-04-14 20:58 |
お風呂
お風呂と聞いた方で勘のいい人はピンと来るはず。

そうです、朝行ったら親牛を繋いだままで子牛が産まれていました。。。。。
幸い産んだばかりだったため子牛の体温は冷え切っていませんでしたが、あわてて家につれて風呂に入れました。
今までも双子で20日早く産んだ時や2週間早く産んだ時など、お風呂で何度も一命を取り留めたことがあります。
急速に体温を上げるには風呂が一番です!

子牛は最初はポーっと風呂に入っているのですが、あったまってくると「早く上げろ!」とばかりにバタバタしだします。
ここで元気だからと出してはダメです。
元気に見えても体温を測ってみると意外に低いことが多いからです。
1時間くらいは最低でも入れてやるべきでしょう。
って、その前に産室に入れておけって話ですね。。。。

初めて牛を風呂に入れたのは3年前の冬でした。
これも繋いだまま産んでいました。
見つけた時は初めてだったもので頭の中は真っ白!
子牛は動かないし、冷たくなってるし、その上初めての早産(死産)を経験したばかりだったため、かなり動揺してしまっていました。
糞と羊水まみれの牛を軽トラの助手席に乗せ、雪の中を「ごめんなさい、ごめんなさい」と半分泣きながら風呂に入れたことを思い出します。
当時の家の風呂は隙間風がビュービュー入る風呂で、お湯が出ず、追い焚きのみでした。
風呂に水を入れ、お湯が沸くまでドロドロの牛を部屋のストーブの前で必死に拭いたのですが元気になる様子は無し。
風呂に入れた時ももうだめかと思いました。
しかし、意識が朦朧としていた牛も1時間ほど風呂に入れたらすっかり元気になっていました。
お風呂の効果ってすごいですね。


今夜もお産です。
先ほど、第一破水をしたとこです。
分娩して、初乳を飲ませるまでしてたら4時ですね。
牛飼いなら当たり前と言えども、やはりこの時間のお産はつらい。
農家泣かせです。
しかし、風呂に入れるようなことを考えたら、夜でも昼でも無事に産んでくれるのはありがたい事だとつくづく思います。

「お風呂があるから大丈夫!」とならないよう、日頃の観察に力を入れていきたいと思います。

それにしても、なんで牛って極端に寒い時に限って産むんだろう???



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Top▲ | by beefcattle | 2007-03-21 01:56 |
おおふく3
昨日は牛市でした。
我が家からは1頭だけ連れて行きました。
おおふく3の子です。
おおふく3は牛飼い始めたときからの付き合いで平成元年生まれ。
かなりの高齢です。
彼女は去年繁殖牛としての役目を終え、現在肥育されています。
肉になる時には、おおふく3は20歳!
彼女は20年間も僕たちの為に働いてくれました。
僕との付き合いはその中の5年だけど、僕にとって彼女といた時間は牛飼い人生のすべてです。
そのおおふく3の最後の子が今回の牛市に出した子でした。

高齢の牛の子は肉が悪いと言われることがあります。
だから親牛の更新は早い方がいいと。
肉については色々な意見があり、はっきりとしたとこは分かりませんが、市場評価から言えば早めの更新は正論です。
実際、僕も更新を早めようと保留や導入を増やしています。
しかし、それはそれ。
おおふく3の子の市場評価は一般の人から見れば「産次数の多い親の子」でしかありませんが、僕にとっては「牛飼いを始めた当初のメンバーの最後の子」なのです。

何故かびっくりするくらいこの子牛だけはなついてました。
だからよけい記憶に残っています。

おおふく3の子のは3年前に1頭残しています。
父親が照長土井で名は「きょうふく」
僕が初めての自家保留した子です。

こうしておおふく3は世代を変え、これからも田中畜産を支えていってくれます。



おおふく3
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Top▲ | by beefcattle | 2007-03-15 23:11 |
"Fallen Leaves" Skin
by Animal Skin
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