カテゴリ:牛( 51 )
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散歩
最近牛の散歩にはまっています。

牛は毎日運動させることで足腰が強く健康に育ちます。
強靭な足腰は長寿連産のもとです。
また、つれて歩くことで人になれ、扱いやすい牛にもなります。
さらに、普段運動不足の僕の運動にもなります(笑)

毎年2歳の牛を対象に町、郡、県単位で共進会という牛の美人コンテストがあり、
さらに今年は5年に一度の全共(牛の美人コンテスト全国大会)の年でもあります。

「よし!我が家もそれに向けて頑張ろう!」というわけではありません。
僕の場合は「調教」でなく、あくまで「散歩」。
運動不足の解消と牛とのコミュニケーションが目的なのです。
健康な牛づくりと健康な人づくり。
素晴らしいですね(笑)

きっかけは単純なことからでした。
先日、「牛は引き運動をしたら見違えるようによくなる。引き運動のときに川入れをしてやれば最高だ。しかしなかなか川が近くにないしな・・・」という話を聞き、
「うちの裏は川じゃないか!せっかくだし試してみよう!」という安直な発想で運動をすることにしたのです。
引き運動だけじゃきっとしていなかったと思います。
「牛を川に入れるなんて面白そうだ!」それだけでした(笑)

もともと共進会にはあまり興味がなく、二歳は毎年放牧に出していたのですが、毎日引き運動をすることでどういう風に牛が変化していくのかという所もちょっと見たかったのです。

牛と僕、どう変化していくか楽しみです。




                        写真は「てるこ3」
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Top▲ | by beefcattle | 2007-03-05 23:59 |
哺乳②
哺乳をする際に特に気をつけていることは、怒らない・焦らないということです。
なかなかミルクを飲まない牛は気が急きます。
無理に乳首を口に入れては怖がらせるだけで意味がありません。
飲みたくなければ無理して飲まなくていい。
こう考えればいらいらしませんし、それがいい結果になります。
もちろん放置とは意味が違います。

哺乳初日は口の中に乳首を入れる必要がありますが、これもコツがあり無理は厳禁です。
哺乳瓶で飲まないのは体調が悪いか、おなかがいっぱいか、飲ませ方が悪いかどれかです。
人間との信頼関係は飲ませ方の一番大事な技術と考えてもいいと思います。

ミルクをみんながいっぺんに飲んでくれればいいのですが、弱い牛がもたもた飲んでいると先に飲み終わった牛がいっせいに飛んできます。
「ミルクくれくれ攻撃」は半端ではなく、弱い子牛がミルクを飲むところではありません。
①隣で飲んでいる牛の口を吸うようにして横から上手く口をスライドさせて飲む牛
②下から頭突きで相手の頭を跳ね除け飲む牛
③逆にアゴを鼻の上に乗せ体重をかけて乳首を奪い取る牛
④体全体で乗りかかり逃げた隙に飲む牛
⑤乳首の取り合いをしている隙にこっそり横から飲む牛。。。。。
子牛と言えどもやるもんです(笑)

我が家では1マスに多くて7頭の子牛がおり、自作の哺乳瓶ホルダーにそれぞれの牛の飲むスピードや、その牛が好きな硬さの乳首を選び、いっせいに飲ませます。
人間は牛の後に立ち、しばらく飲みっぷりを見ます。
飲み終わる牛がでると、隣の乳首に吸い付くまでにスタータ(牛の離乳食)を口にほりこみます。
こうすることで固形飼料の味を覚え離乳までスムーズにいくのです。
スタータをほりこむ牛はくっちゃくっちゃしながらスタータを食べます。
ミルクくれくれ攻撃も一時落ち着きます。
その間に次の飲み終わった牛にスタータを食べさせる。
この繰り返しです。

スタータの好きな牛、スタータは好きだけど人間に口を持たれるのが嫌な牛、スタータは嫌いだし人間に口を持たれるのも嫌な牛、さまざまです。
スタータの好きな牛はまるで飲むように食べます。
こういう牛は間違いなく大きくなります。
スタータ好きだけど人間に食べさせられるのが嫌な牛は無理をして食べさせません。
たまに哺乳後、子牛の腹を吸う牛がいるのでそんなときには口のさびしさを紛らわせるためにほりこみます。
食べさせられるのも食べるのもいやな牛は、ほとんどがまだスタータが食べ物と認識していない牛です。
こんな牛に無理して食べさせると人間嫌いになり、神経質な牛になります。
口に入れるタイミングが大事になります。

そうこうしていると全頭ミルクを飲み終わります。
しかし、ここで終わってはダメです。

哺乳が終わってから5分間はマスの中にいます。
え、たった5分?
いやいや、これが大きい。
ここで人間にかなり慣れる牛になります。
「子牛が嫌な思いをしただけで120グラム/日の代用乳が必要になる」なんて研究結果もあるようです。
そうでなくても馴れる子牛は管理がしやすい。
人間も牛もストレスが少ない。
大事です。
また、この5分でほとんどの牛が糞をします。
糞は子牛の体調を知る上で欠かせない判断材料です。

以前は柵の外から哺乳瓶を突き出し、ミルクを飲んだらすぐ哺乳瓶を洗い、次のミルクを作り、すべて終わって糞取りをする際に体調確認をしていたのですがイマイチ把握しきれませんでした。

人間との信頼関係、飲んだ後5分、これがポイントですね。


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Top▲ | by beefcattle | 2007-03-04 14:15 |
繁殖牛
紹介が遅れました。
我が家の繁殖牛たちです。
下の写真は「たにひめつる」です。

名号
父×母(母の父)×(母の母の父)×(母の母の母の父)  系統(母系)名


なおこ 
谷福土井×きくなお(菊安土井)×菊照土井×安幸土井  てるもり

てるふく 
照波土井×てるひろ1(谷福土井)×照長土井×菊照土井  おおみぞ

ときふく 
幸福土井×ときよ2(菊照土井)×安谷土井×茂茅波  ふく子

たにひめ 
谷美土井×ふくつる(菊照土井)×谷福土井×菊照土井  ゆきふく

しおしげひさ 
第2照久土井×しおしげなみ(茂美波)×照菊波×茂金波  いつ梅

いつひめ 
安幸土井×よねひろ(安谷土井)×森萩土井×茂金波  たてふく

としこ 
谷福土井×いつひめ(安幸土井)×安谷土井×森萩土井  たてふく

たにひめつる 
菊照土井×たにひめ(安谷土井)×安美土井×菊則土井  きそひめノ七

きそひめつる4 
谷福土井×たにきそひめ(菊則土井)×安重土井×田森土井  いつひめ

まさつる3 
谷福土井×まさつる(第2安鶴土井)×安幸土井×菊照土井  まさゆき

ひでやす 
谷福土井×ひでみ3(第2安鶴土井)×安幸土井×茅森波  きよひで

たかふく 
菊俊土井×たかとよ2(福芳土井)×第2安鶴土井×菊照土井  さか代

さかよ1 
第2安鶴土井×ゆきひめ(安幸土井)×第2安鶴土井×菊照土井  さか代ノ六

ゆき4 
谷福土井×ゆきひめ(菊照土井)×安美土井×菊美土井  さか代ノ六

こうふく 
照長土井×ゆき4(谷福土井)×菊照土井×安美土井  さか代ノ六

ゆきひめ3 
福代土井×ゆき2(安幸土井)×菊照土井×安美土井  さか代ノ六

しげまさ 
照長土井×しげかつ(菊安土井)×菊照土井×安谷土井  ごいちよ

しげひろ 
福広土井×しげまさ(照長土井)×菊安土井×菊照土井  ごいちよ

ふくつる 
第2安鶴土井×ふくみ5(安幸土井)×菊照土井×安美土井  よしつね

まつふくよし 
福芳土井×ふくつる(第2安鶴土井)×安幸土井×菊照土井  よしつね

しょうふく 
菊照土井×ゆきふく(安幸土井)×安谷土井×安美土井  しょうふく

きくふじ1 
安幸土井×きくふじ(菊則土井)×安美土井×田藤土井  かつみ

てるこ3 
福芳土井×てるとよ(幸豊土井)×照長土井×安幸土井  きくつる8

きくしげ 
菊俊土井×やましげ4(谷福土井)×田森土井×安千代土井  てつしげ

ひさてる2 
照長土井×ひさしげ1(安美土井)×安谷土井×菊照土井  ひさしず

ひさふく 
福芳土井×ひさてる2(照長土井)×安美土井×安谷土井  ひさしず

さちひめ3 
第2安鶴土井×ふじひめ8(菊照土井)×田森土井×秀菊土井  ふじひめ

のりこ4 
第2安鶴土井×のりこ2(菊則土井)×茂金波×田照土井  金蔓

ひでふく 
照長土井×ひでみ(谷福土井)×菊照土井×田安土井  かつ

ふくさと 
照長土井×ゆきさと1(谷福土井)×安幸土井×安谷土井  岡かね

ふるさと2 
照長土井×ふるさと1(菊俊土井)×谷福土井×安幸土井  岡かね

たかつる 
第2安鶴土井×たかひさ(谷福土井)×菊照土井×安美土井  とし子

ひなこ 
菊俊土井×てるひめ(菊照土井)×安幸土井×安谷土井  くさかノ三

きらら 
谷美土井×みわよ6(安幸土井)×菊則土井×菊美土井  しめこ

ひでくに3 
茂美波×ひでつる(第2鶴雪土井)×安南土井×茂金波  くにしげやす

ふくひめ 
照長土井×ふくむすめ(安谷土井)×菊照土井×茂茅波  なみかぜ

はるか 
菊俊土井×ふくひめ(照長土井)×安谷土井×菊照土井  なみかぜ

ふくよし 
照長土井×ひちふく(菊安土井)×菊照土井×茂茅波  なみかぜ

ふくこ 
菊伸土井×ふくよし(照長土井)×菊安土井×菊照土井  なみかぜ

なみふくよし 
安幸土井×なみひめ10(菊照土井)×茂茅波×福正土井  なみかぜ

かずひめ6 
菊照土井×かずひめ3(安美土井)×茂金波×菊美土井  かずひめ

ひめか 
照俊土井×かずひめ6(菊照土井)×安美土井×茂金波  かずひめ

みつこ  
鶴光土井×みどり(菊安土井)×茅森波×秀正  はるこ5

みつてる 
照長土井×みつふく(谷福土井)×安幸土井×菊茂土井  いくみつ

かねふく 
照菊波×かね6(菊茂土井)×茂金波×丸土井
 
ふくえ2 
菊道土井×ふくえ(菊照土井)×森福土井×篤波

りんこ 
福芳土井×ふくたけ2(菊照土井)×菊茂土井×田藤土井

きょうふく 
照長土井×おおふく3(菊安土井)×安谷土井×茅生波


数えてみたら48頭で19種類。
思ったより父親がバラエティに富んでました(笑)
早い牛で昭和63年生まれ。
遅い牛は平成18年生まれです。
これまたバラエティに富んでいます。。。。

最年長の「いつひめ」を始め、
初めて育成した「きょうふく」や
牛飼い初年度からの「ひでやす」、「みつこ」
初めての市場導入で一目惚れした「ふるさと2」
一番期待している「てるこ3」
研修中からの付き合い「たにひめつる」、「きそひめつる4」、「たにひめ」、「ゆき4」、「こうふく」、「さちひめ3」、「ひでふく」、「ひさてる2」
我が家の中軸となる「なみかぜ」の系統(去年は双子まで産んでくれました)
きりがないのでやめますが、、、
今いる繁殖牛だけでなく経産肥育の牛たちや、事故や転売で去っていった牛たちすべてそれぞれにエピソードがあります。
多頭飼育であろうと、どの牛も思い入れがあるもんです。



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Top▲ | by beefcattle | 2007-03-02 21:59 |
哺乳
岡山へ全酪連主催のセミナーに行ってきました。
テーマは「強化哺育システム・パートⅡ」!!
ワクワクするタイトルですね(笑)
最初は片道4時間弱かけて岡山に行き、しかも講演料、高速代、ガソリン代までかけつまらない講演だったらどうしようなどと思っていました。
実際セミナーは企業による商品のPRだったり、すでに過去の技術だったり、基本の基本で終わったりとはずれが多いのです。
しかし、今回のテーマは「強化哺育」。
講師はコーネル大学の準教授であるマイク E.ヴァンアンバーグ博士。
日本での強化哺育の提唱者です。
我が家は全頭人工哺乳ですし、子牛の発育というのは生後3ヶ月が勝負です。
これは何が何でも行かねばと出不精の身を引きずって岡山に行ってきました。
そして、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、行って良かった!!
さすがその方面の第一人者。
目からうろこの連続でした。
講演は10時から17時までみっちりあり、とても内容の濃いものでした。
僕がずっと悩んでいた問題も後で答えていただき、すっきり解決です!
強化哺育とは
①過肥に陥らせることなく、哺育期からのフレームサイズの発育発達を加速させること
②初産分娩時期を早期化させること
③正常な免疫機能を維持させること
を目的とした哺乳体系のことです。
通常の哺乳プログラムより「高タンパクで低脂肪」の代用乳を多量給与するやり方ですが、この哺乳方法自体は「強化したやり方」というよりは「生物学的に見て標準のやり方」といった方がふさわしいことがよくわかりました。
我が家では昨年秋から強化哺乳に取り組んでいますが強化哺乳プログラムはホルスタインを基本としており、生時体重が20キロ以上小さい但馬牛には給与量や離乳時期などそのまま使える技術ではありませんでした。
そのため但馬牛にあった保哺育方法が課題でした。
当然ですが単純に「但馬牛は小さいから量を減らす」なんてことではいけません。

我が家では4年前から人工哺乳を始めたのですが失敗の連続でした。
30万円台の牛ばかり出荷する年もありました。
また、色々な方から人工哺乳自体が悪い技術だとの御指摘もよくうけました。
しかし、人工哺乳そのものが悪いとするのではなく、その技術のどの点が間違っていたのかを徹底的に追求、把握しないと何の発展もないと思い、半ば意地もあり人工哺乳を続けました(笑)
そんな失敗だらけの経験が役に立ったのか、理屈も発育も納得の行く但馬牛哺乳プログラムがなんとか出来ました。
昨日までは何点か理論的に不安なところもあったのですが、今日のセミナーでの講演、質問を通して今やっているやり方が牛の生理にあったベストな方法であると確信できました。
この方法で育てた牛が今年の秋から出荷です。
離乳以降の管理はまだまだですがとりあえず自分の中での哺乳プログラムの雛形は80%完成です。
もちろん哺乳量だけでなく哺乳期の環境、管理を含めてのプログラムです。
当然逐次改良していきますが、おおまかな所は決定!
秋に出荷する牛が納得いく牛に育ってくれてていれば哺乳方法をまとめてブログで発表します。
納得いく牛にならなかったらごめんなさい(笑)それはそれで報告します。

最近は技術そのものより技術を使いこなすための仕組みづくりや人間力を高めようとそういった方面の勉強が多かったのですが、やっぱり技術論は面白いですね!
これこそが牛飼いの醍醐味です。d0099005_2210994.jpg
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Top▲ | by beefcattle | 2007-02-05 22:57 |
酪農の削蹄
先週は牛市前日と牛市の日以外、今週は5日間削蹄つづきの日々です。
先週、今週とは酪農の削蹄でした。
普段は和牛の肥育や繁殖を切ります。
削蹄には削蹄枠を使って牛が身動き取れないようにビッシっと捕定などはしません。
鼻を柱にくくって、かるく足にロープをかけて行います。
枠に比べ牛の自由度がかなり高いため技術がないと牛も人も怪我をします。
しかし酪農の場合は足にロープもかけませんし、鼻もくくりません。
ただ牛が大きく前後しないようにかるく首をくくるだけです。
牛が固定されてるわけではないので、ちゃんと足を持たないと牛は急にこけたり、暴れたりします。
酪農は更なる技術がないと切れませんしいい加減なことでは大きな怪我をします。
逆に言えば酪農の削蹄はとても勉強になるということです。
力任せでなく牛にあった持ち方が出来なければ切れません。
僕は力任せに持つもんでよく怒られました。
「お前の足持ちは怖くてこっちが怪我するわ!!」とか。
「お前は何回言っても分からんやつだな!あかんもうええ、わしが持つわい!」とか
「もっと牛を見て足持ちしろっていっとろうが!」とか
「まんだかい!いつまでも時間かけてやるから牛が嫌がるんだろうが!」とか
「なんでそこから切ろうとするんだ!わしがなんで足持ちさせてるか分かってんのか、見て覚えんかい!」とか
「頭使わんと何年たっても上手くなんかならんぞ!」とか
しょっちゅうです(笑)
力任せに持つくらいなら出来ますが、力任せだといいようにツメを見れないので上手に切れないのです。
酪農は本当に勉強になります。
力で出来ないところが実に面白い。
怒ってもらえるうちが華です。
今のうちにがっつり怒ってもらって、しっかり技術を盗みたいです。
削蹄をするだけならいくらでも人はいます。
やるからには田中一馬でないとダメだと言われるような削蹄師にならないと意味がありません。
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Top▲ | by beefcattle | 2007-01-18 00:38 |
牛市前
明後日は牛市で我が家は4頭出荷します。
今回も前日からの市場搬入をすることにしました。
前日搬入は牛は痩せますが(腹がへこむ)、ゆとりを持って運べます。
また、朝早くから車に揺られて市場に連れて行かれ、休むまもなくつながれ、そのまま遠距離の輸送はなんだか少々牛がかわいそうで、ぎりぎりまで寝させてやろうかなと。。。

牛市の前の晩は1升瓶片手に牛房に入り牛と話をします。
慣れている牛はもちろん、人が苦手な牛も牛房内で座って飲んでいると必ずよってきます。
「大きくなったな」なんてしみじみ話はしません。
「元気に育てよ」なんてことも言いません。
ただ「おい、どないだ?」と聞くだけ、あとは勝手に一人で飲んでいます。
そんなもんでいいんです。
いつもと同じ態度でも十分わかってくれてる気がします。
飲んでいると、牛は次々と顔をなめるわ、髪を噛んで引っ張るわ、服はなめて噛んでびしょびしょにするわ、だんだん調子に乗って頭突きもしてくるわとむちゃくちゃにされるわけですが、牛房内で腰をすえて飲むだけで8ヶ月近く見てきた牛であっても「こんな一面があったんだ」なんて気づくこともあるわけです。
明日は搬入です。
後はただ怪我をさせず、風邪をひかさず、安全に彼らを連れて行くことが僕の仕事です。
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Top▲ | by beefcattle | 2007-01-12 22:53 |
肉牛研究会
僕がいっていた大学(酪農学園大学)には肉牛研究会というサークルがあります。
肉牛研究会は学生自身が人工授精から治療、除角、去勢をし、土日は大工仕事や堆肥の製造販売、子牛の育成から肥育までの生産を一貫して行うサークルです。
牛を知らない僕が牛飼いを志すきっかけになった場所でもあります。
このサークルでは年に一度出荷祭というイベントを行います。
自ら育てた牛の肉を調理したり生肉として販売するのです。
今年の肉は日本短角種でした。
日本短角種とは但馬牛や松阪牛、神戸牛、近江牛といった黒毛和種と同じ和牛と言われる牛の仲間です。
日本短角種は生産頭数が非常に少ないため今まで食べる機会がありませんでした。
一般的に黒毛和種より短角は肉質は劣ると言われています。
しかし、一方ではサシはないがヘルシーで赤身がうまいとの話も聞きます。
実際はどうなのか以前から興味があったのです。
また、輸入穀物飼料に頼る一般の牛の飼い方よりも短角の特徴である粗飼料〈草)の利用率の良さを生かした肥育の仕方も以前からから興味をもっていました。
今回肉牛研究会では草をベースに飼い、足らない栄養はアルコール発酵飼料やパン屑といった国産の食品残さを利用した飼い方で育てたと聞きました。
格付けはA2とB2ですので厳しいものがありますが、この考え方はこれからの畜産のひとつの理想像であると思います。

届いた肉は見たかんじは脂が意外に多くイマイチだなといったかんじでした。
しかし、食べてみるとうまい。
脂も甘く、思ったほど脂っぽくない。
全体的に赤身も脂も甘くて美味しくいただきました。
大げさかもしれませんが日本短角とこれからの農業を担う後輩達の可能性を感じさせる肉でした。
しかし、まだまだ負けてやる気はありません。
今後の彼らの活躍に期待したいと思います。
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http://www.rakuno.ac.jp/news/200611/news41.html
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Top▲ | by beefcattle | 2007-01-04 18:41 |
お肉
先週のことです。
うちの牛を買ってくれた肥育農家の方から電話がありました。
うちで生まれた牛がすごくいい肉になってるから食べてみたらいいとのこと。
さっそく京都の中勢以〈http://www.iris.dti.ne.jp/~nakasei/〉という肉屋さんから肉を買い食べてみました。

まずはナマで。。。。。。うまい!
肉の甘みと深みがある。

次にすき焼き。。。。。。うまいぞ!
すき焼きが一番肉の旨みの差が出る気がします。

次にしゃぶしゃぶ。。。。おおっ!柔らかい!
脂が甘くしつこくない。
どれも肉の味が濃く、香りがあります。

ただただサシがたくさん入っているのでなく、これが牛肉だ!といった力強い味でした。
さすが但馬牛です。
素牛生産、肥育管理、肉の熟成・整形とそれぞれ仕事は違いますが、どこが欠けてもこの肉は存在しないんだなと思うと、食べていて感慨深いものがあります。

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(肉の刺身は私個人の判断で食べており、肉屋さんがナマで食べれると保証したものではありません。あくまで自分自身の責任においての食べ方です)
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Top▲ | by beefcattle | 2006-12-17 23:26 |
牛市
今日は2006年最後の牛市でした。
市場平均は雌514,113円 去勢547,555円。
平均日齢と体重は雌273日229キロ 去勢262日244キロでした。
種による価格差が目立った市場だったと思います。

うちは6頭出荷しました。
値段はおおむね平均です。
その中で去勢2頭はかなりの高値で買っていただきました。
市場に来ていただいた皆様ありがとうございました!

しかし、、、
情けないことに、セリ時に繋ぎ場から我が家の牛が1頭捻挫してしまっており、欠番になってしまいました。
何で捻挫したのかさっぱり分かりません。。。
仕方が無いのでつれて帰って自家保留することにしました。
実はその牛、親牛として残そうか迷っていた牛だったのです。
だからきっと「売らないでくれ」という牛の叫びだったんだろうと勝手に解釈してます。
今はその牛はだいぶ痛みも取れたのか脚をつきます。

今回d0099005_2338071.jpg種によっての価格差はあったものの、今月販売分以降の牛はだいぶ順調にすくすく、大きく飼えるようになってきました。
来年はもっといい牛をつくって、しっかりたっぷり儲けたいとおもいます。
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Top▲ | by beefcattle | 2006-12-14 23:38 |
小さい子
今日の16時20分に雄子牛が生まれました。
生時体重は19キロ。
かなり小さいです。
但馬牛の雄の生時体重は25キロが標準。
100キロのうちの1キロと違い、25キロと19キロではかなりの差があります。
そして体が小さいと食べる量も少ないので当然大きくなりにくいのです。
うちは全頭哺乳瓶でミルクを飲ませていますが小さい牛はなかなかミルクを飲まず、無理して飲ませると人間不信になります。
しかし、この牛は違いました。
飲む飲む!
飲む飲む!!
飲む飲む飲む!!!
覇気があります。
こういった牛は大きくなる気がします。
頑張って大きく育ってくれ!d0099005_2123738.jpg
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Top▲ | by beefcattle | 2006-12-07 21:25 |
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