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農業
僕が実習を通し、農業をはじめて一番感じたことは農業とは地域あっての産業だということです。
牛飼いを始めたばかりの時は技術論にはまり、牛飼いは技術だとまで思っていました。
しかし、最近は地域に農業者としてどういった貢献ができるかが大切だと思うようになってきました。
そのためのちょっとした構想もあるのですが、それをするにはまだまだ力不足です。
しかし、そういう視点がもてるようになったことでますます農業ってやりがいのあるいい仕事だなと思うこの頃です。
現在、全国的に農家戸数の減少が激しくて、その分大規模農家が頭数を補う形になっています。
しかし、それは個人的には良い流れではなく危惧すべき状況で、少しでも農家の数を増やすことがひつようなんじゃないかと思います。
そのためには後継者はもとより新規就農者がどんどん出て来る状況をつくらないといけません。
まずは成功して牛飼いは儲かるんだという姿を見せなければいけませんね。
牛を1頭飼うくらいは大して知れてます。
1家族に1頭牛を飼ってもらえたらかなり面白い産地になるんだろうなと思ったりします。
僕にとっての牛飼いはもちろん自分が食べていくための仕事です。
しかし儲けるだけでは面白くない。
せめて農業から日本を変えていくくらいに思わないと。
農業にはそれだけの力があります。
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Top▲ | by beefcattle | 2006-12-31 19:00 | 新規就農
就農前と現在
2002年に就農したときの増頭計画では当時から11年後の35歳で繁殖25頭でした。
当時は牛舎を新築したり大きな借り入れをして牛を飼うなど考えられなかったのです。
当初5頭の親牛からはじめたのですが、雌が生まれたら保留をし、徐々に増やし負債は少なく経費を抑えてといった考え方でした。
もちろん自己資金をある程度持ち、それで経営していく方法はリスクが少なく安全です。
しかしこの方法だと僕の頭では35歳で25頭でした。
自己資金を増やす方向も考えましたが、かなり遠回りになり本末転倒になると思ったのでやめました。
25頭では1頭当たり15万の純利益がでたとして1割保留、1割事故と見て8割販売と考えると販売頭数は20頭です。
20頭×15万=300万/年
一人ならいいが家族を持つことを考えると35歳で年収300万はいくらなんでも厳しい。
35歳で300万ということは35歳までならまちがいなく300万を切るということです。
こんなこと本当にやっていけるのか。。。
本当に何度も何度も葛藤しました。
諦めようと思ったことも何度もありました。
それでも最終的にやってみたいという気持ちが勝ち牛飼いをはじめたのです。
当初から完璧な計画を書きスタートしたわけではありませんでした。
この方法ははっきり言ってお勧めできません。
しっかり計画して十分家族を養う自信があってこそ就農するべきです。
でも、このときの決断があったから今の僕があるのです。

現在牛飼いをはじめ丸4年が過ぎました。
28歳で50頭になりました。
当然負債は多いですが十分返していく自信はあります。
次は100頭です。

就農するにあたり綿密な計画は絶対必要です。
しかし、綿密な計画をたてればたてるほど楽なものでは無いということがわかってきます。
儲かる計画ならぜひもう一度見直すべきです。
素人が計画して儲かるようなら農家はみんな儲けてますから。
最終的にはそれでも本当にやりたいのかどうか、覚悟があるのかどうかです。
実際、いざ始めてみればやりようはいくつもあります。
当時の自分の考え以上の考えができるようになります。
ただそれには綿密な計画とそれを踏まえた覚悟があるかどうかだと思います。

今後新規就農者がどんどんでてくるためにも、もちろん自分が食べていくためにも僕はこの5年で今以上の結果を出さなければいけません。
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Top▲ | by beefcattle | 2006-12-27 20:05 | 新規就農
削蹄
今日も削蹄に行ってきました。
と言ってもまだまだ見習いです。
僕が今教えてもらっている削蹄組合は全国区の技術を持った方々です。
同じことをしてるつもりだけど牛への反応や接し方、足持ち、ナタ、カマ、ロープの使い方、道具の研ぎ方、体の置き方、道具の置き方、、、ひとつひとつのレベルが違います。
当然切る速さなんて比べもんにもなりません。
今までお金をもらって削蹄していた自分がかなり恥ずかしいです。
1日でも早く1人前になれるようにならないと!
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Top▲ | by beefcattle | 2006-12-24 21:35 | 日記
買いだめ
買いだめしました。
まずはミルク。
来月からトン当たり40,000円値上げ。
てことは1袋あたり800円あがるってこと。。。。。
「100袋、今月中によろしく!」
次は乾草ストロー。
ライグラスは1月からは在庫もままならなくなるとのこと。
少なくともフェスク、ライグラス共に値下げは今後しばらく見込めない。
ちょっと軸が太いものなら今あるとのことで値段聞いたらどえらい安い。
「コンテナ2車(50t)今月中によろしく!」

来月の請求書が恐ろしいです(笑)

乾草納入の日、なかなか車が来ないもんでとりあえずコンテナの場所まで行ってみました。
なんだか業者がごちゃごちゃいってます。
聞いてみると「乾草がコンテナから出せないから帰ります」との事。
あ、コンテナの壁が外に膨らんでる!
はちきれんばかりに草が押し込まれていました。
アメリカからコンテナに入れるときに無理してつめたからだろうって。
業者もこんなの初めてですなんて言うし。
どうやってつめたらこんなことに?
いったいどうなるんだと思ってたら次の日に新たに梱包しなおした草を持ってきました。
で、いざ牛舎に入れてみたら今度は牛舎がぎゅうぎゅうに!(笑)
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Top▲ | by beefcattle | 2006-12-23 21:47 | 日記
ピークと期限
事故って怖いですね。
積み重ねたものも根こそぎ持って行きますから。
笑い事、他人事ではありません。

人間死んだら終わりです。
確かに死んでも後世に残るものはあります。
でも、僕自身はその後考えることも、動くことも、楽しむことも、挑戦することも、感動することも、興奮することも何も出来なくなってしまう。
当たり前です。
僕の根底にはこれが常にありました。
だからリスクはあっても自分のしたかった牛飼いを選びました。
人生には限りがありますから。

人生なんてあっという間、後ちょっとしかないじゃないか!
その中で体力、気力共に最高に充実している時期なんてほんと少しだ!
その時期に思いっきりやらないでどうすんだ!
と、当時は(今も)自問自答を続けていました。

「とりあえず勤めをして資金をためていつかは牛飼いを・・・・」
今が一番いい時期なのに!!

「失敗したらその後の人生が大変・・・・」
僕にとってはやりたいことの出来ない人生の方が大変だ。

今、やりたいことが実現できないのに後まわしにしてきるわけが無いだろう!
後にまわして出来ることなら、今できるはずだ。
どうせやるなら今!この気力体力の満ち溢れる時期を使わないと!
って
そういう考えがあったから今があります。

でも、そう言いながら年取ったら「若い頃より今が伸び盛り!人生まだまだ!」なんて言ってたりして(笑)


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Top▲ | by beefcattle | 2006-12-21 17:57 | 新規就農
お肉
先週のことです。
うちの牛を買ってくれた肥育農家の方から電話がありました。
うちで生まれた牛がすごくいい肉になってるから食べてみたらいいとのこと。
さっそく京都の中勢以〈http://www.iris.dti.ne.jp/~nakasei/〉という肉屋さんから肉を買い食べてみました。

まずはナマで。。。。。。うまい!
肉の甘みと深みがある。

次にすき焼き。。。。。。うまいぞ!
すき焼きが一番肉の旨みの差が出る気がします。

次にしゃぶしゃぶ。。。。おおっ!柔らかい!
脂が甘くしつこくない。
どれも肉の味が濃く、香りがあります。

ただただサシがたくさん入っているのでなく、これが牛肉だ!といった力強い味でした。
さすが但馬牛です。
素牛生産、肥育管理、肉の熟成・整形とそれぞれ仕事は違いますが、どこが欠けてもこの肉は存在しないんだなと思うと、食べていて感慨深いものがあります。

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(肉の刺身は私個人の判断で食べており、肉屋さんがナマで食べれると保証したものではありません。あくまで自分自身の責任においての食べ方です)
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Top▲ | by beefcattle | 2006-12-17 23:26 |
牛市
今日は2006年最後の牛市でした。
市場平均は雌514,113円 去勢547,555円。
平均日齢と体重は雌273日229キロ 去勢262日244キロでした。
種による価格差が目立った市場だったと思います。

うちは6頭出荷しました。
値段はおおむね平均です。
その中で去勢2頭はかなりの高値で買っていただきました。
市場に来ていただいた皆様ありがとうございました!

しかし、、、
情けないことに、セリ時に繋ぎ場から我が家の牛が1頭捻挫してしまっており、欠番になってしまいました。
何で捻挫したのかさっぱり分かりません。。。
仕方が無いのでつれて帰って自家保留することにしました。
実はその牛、親牛として残そうか迷っていた牛だったのです。
だからきっと「売らないでくれ」という牛の叫びだったんだろうと勝手に解釈してます。
今はその牛はだいぶ痛みも取れたのか脚をつきます。

今回d0099005_2338071.jpg種によっての価格差はあったものの、今月販売分以降の牛はだいぶ順調にすくすく、大きく飼えるようになってきました。
来年はもっといい牛をつくって、しっかりたっぷり儲けたいとおもいます。
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Top▲ | by beefcattle | 2006-12-14 23:38 |
目標頭数
昨日、ばっこのはらみを2頭買ってきました。
これでようやく牛舎がいっぱいになりました。
当初の目標頭数達成です。
少しでも早く牛で生計がたてれるようにと牛舎を借り、牛を増やし、牛舎を借り、牛を増やし、、を続け、今年牛舎を建て、牛をそろえ、ようやくこのハイペースな規模拡大も一時ストップです。
なんせ数を飼わなきゃだめだとの思いで、リスクの高い安価な高齢牛もたくさん入れました。
外から見れば順風満帆に見えてるようですが、たかだか4年間で本当に色々な問題があり、こうして牛がそろったのを見ると少し感動してしまいました。
もちろんこれがゴールではありません。
当面は牛の更新や、内部の充実を目標にしていこうと思います。
一見今までに比べれば地味ですが、今まで以上にこの習熟の時期は大事だなと思っています。
そして、10年以内には100頭にする予定です。
そして、その後は。。。。
やりたいことは山ほどあります(笑)
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Top▲ | by beefcattle | 2006-12-10 12:07 | 新規就農
小さい子
今日の16時20分に雄子牛が生まれました。
生時体重は19キロ。
かなり小さいです。
但馬牛の雄の生時体重は25キロが標準。
100キロのうちの1キロと違い、25キロと19キロではかなりの差があります。
そして体が小さいと食べる量も少ないので当然大きくなりにくいのです。
うちは全頭哺乳瓶でミルクを飲ませていますが小さい牛はなかなかミルクを飲まず、無理して飲ませると人間不信になります。
しかし、この牛は違いました。
飲む飲む!
飲む飲む!!
飲む飲む飲む!!!
覇気があります。
こういった牛は大きくなる気がします。
頑張って大きく育ってくれ!d0099005_2123738.jpg
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Top▲ | by beefcattle | 2006-12-07 21:25 |
覚悟
先月、新規で牛飼いがしたいという人がいるということで話を聞きにでてきました。
23歳の男性でしたが畜産の知識経験は全く無く、何からはじめたらいいいのかが分からないといった感じでした。
牛飼いって楽しそうだ、牛は可愛い、以前勤めていた会社のような理不尽?な人間関係もなさそう、やりがいがありそう、といったことが動機のようでした。
具体的に牛飼いを始めるとか言う以前に、畜産についての持っている情報があまりにも乏しく、これからのアドバイスをするいうよりは農業や新規就農の現状を知ってもらってそれでも本当に牛飼いがしたいのか、本当に自分がしたいことは何かということをもう一度自分で問い直してもらおうと思いました。
無理だとか、アマいとか言うことは簡単ですが、現実を知ってもらうことで彼が少しでも農業を始めるということをイメージしてもらい、それを参考に彼にとっていい選択肢を選んでもらえたらいいなと思い話をしました。
僕は普通高校出身ですが大学は農業系に進み、卒業後は実習に入るといった流れでしたので今回このような全く農業自体知らない人が牛飼いをしたいなんてことは考えたことも無く、色々考えさせられた日でした。
農業系の大学を出たからとか、実習をしたから牛飼いが始められるわけではありません。
こうすれば出来る!といったものは無く、それぞれ色々なパターンがあるとは思います。
だから、彼の場合も可能性が無いわけではないと思います。
最終的にはどれだけの覚悟があるのかです。
やる気だけで続けるのは大変なことです。
やる気と覚悟は違います。
どれだけ覚悟をもって飛び込むかが一番大切です。
牛飼いをするために、とりあえず実習して勉強する、とりあえず就職して金をためる、とりあえず色々な農家を見て回る。
一見前向きな姿勢に見えますが、覚悟を持って飛び込むことと「とりあえず」という考え方は同じところにはありえません。
彼が考えて出した答えがどういう道であれ覚悟を持って飛び込んだ道ならきっと成功するのではないかと思います。
そして、その道が牛飼いであればとてもうれしいです。
ただ彼の場合は覚悟の前に現状をもっと知らなければいけませんが。。。
ぜひとも頑張ってもらいたいです。

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Top▲ | by beefcattle | 2006-12-06 20:08 | 新規就農
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