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ここ最近は削蹄か放牧場の整備かで牛舎にいる日がありません。
暖冬の影響でいつもならまだ雪で上がれない放牧場もすっかり春めいていました。
もう、いつでも牛が出せそうな状態です。

今日も放牧場を広げようと草刈りに行ってきました。
今は草も少なく、木は水分が多く切り倒すと腐りやすいうえ、虫が少ないため放牧場の整備には持ってこいの時期です。
牛はどんな籔でも入っていき、きれいに食べてしまいますが、牛を囲う柵のところだけは人間が草を刈らないといけません。
今刈っているところ、これがものすごい籔なんです!
人間は歩けず、地面を這わないと行けないとこもあります。
笹とカズラとイバラが雑木の周りに絡み付くように生えていて前が見えません。
土地の境界線にはポールが立っているのですが、ポールなど見えず、這って位置を確認しその方向へ向かって草を刈るという所もあります。
森に入れば草は無いのですが直径10cm未満の雑木が密集しており、これも切らなければいけません。
木がなくなったと思えば蔓草の密生地。
蔓草は刈払い機には不向きです。絡まって前に進みません。

そうは言ってもやっていれば少しずつ進んでいきます。
これは道具のおかげです(笑)
今の刈払い機(草刈機)って性能いいですもんね。
安い上に直径12センチくらいの木なら切れちゃういます。
道具ってすごいです。
しかしそれでも牛の開墾能力には程遠いですね。
牛舎にいる牛とは同じ牛でも放牧に出すと別人のようになります。
牛本来の能力を発揮させるにはやはり放牧でしょう。
早く牛を出してあげたいです。

今年は親と育成の全頭放牧が目標です。
その為の新たな放牧場を探して動いているところです。
やはり牛はのびのび放牧させるのが1番ですね。
子牛は売り物なので市場にあった牛にしないといけませんが、肉の販売まで網羅していれば完全一環放牧もありじゃないでしょうか。
完全放牧一環経営。超攻撃型放牧。日本型畜産。
夢がありますね!
これらを「理想だ!出来るわけない」と片付けるのは楽です。
しかし、酪農では日本で数件存在します。
山地酪農と言うそうです。
肉牛では僕の知るところでは無いですね。
北里大学の八雲牧場がそれに近い事をしていますが。

採算が合う、合わないなんて端から決める事はしたく無いです。
どんなことでも方法は100万通りあるそうですよ。
興味があるのは合う合わないでなく、どうしたら出来るのかです。

牛飼いとは何だ、、、畜産業はどうあるべきなんだろうか。。。
繁殖農家は今後何を目指すべきか、繁殖農家の限界とは。
こんなことばかり考えています。

頭でっかちな牛飼いはダメですが、既存の価値観に固まり思考停止してしまってもダメですね。
失敗とは諦めることらしいです、成功は出来るまでやることだそうです。

つまり、諦めない限り失敗は無いということです。

話がずれました。
山にいると色々なことを考えちゃいますね。
タラ、コシアブラ、コゴミ、ウド、フキノトウ。。。。。。ってそっちか!
いやいやこれも大切。
これこそが僕にとっての春なのです。
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Top▲ | by beefcattle | 2007-03-29 23:39 | 日記
お風呂
お風呂と聞いた方で勘のいい人はピンと来るはず。

そうです、朝行ったら親牛を繋いだままで子牛が産まれていました。。。。。
幸い産んだばかりだったため子牛の体温は冷え切っていませんでしたが、あわてて家につれて風呂に入れました。
今までも双子で20日早く産んだ時や2週間早く産んだ時など、お風呂で何度も一命を取り留めたことがあります。
急速に体温を上げるには風呂が一番です!

子牛は最初はポーっと風呂に入っているのですが、あったまってくると「早く上げろ!」とばかりにバタバタしだします。
ここで元気だからと出してはダメです。
元気に見えても体温を測ってみると意外に低いことが多いからです。
1時間くらいは最低でも入れてやるべきでしょう。
って、その前に産室に入れておけって話ですね。。。。

初めて牛を風呂に入れたのは3年前の冬でした。
これも繋いだまま産んでいました。
見つけた時は初めてだったもので頭の中は真っ白!
子牛は動かないし、冷たくなってるし、その上初めての早産(死産)を経験したばかりだったため、かなり動揺してしまっていました。
糞と羊水まみれの牛を軽トラの助手席に乗せ、雪の中を「ごめんなさい、ごめんなさい」と半分泣きながら風呂に入れたことを思い出します。
当時の家の風呂は隙間風がビュービュー入る風呂で、お湯が出ず、追い焚きのみでした。
風呂に水を入れ、お湯が沸くまでドロドロの牛を部屋のストーブの前で必死に拭いたのですが元気になる様子は無し。
風呂に入れた時ももうだめかと思いました。
しかし、意識が朦朧としていた牛も1時間ほど風呂に入れたらすっかり元気になっていました。
お風呂の効果ってすごいですね。


今夜もお産です。
先ほど、第一破水をしたとこです。
分娩して、初乳を飲ませるまでしてたら4時ですね。
牛飼いなら当たり前と言えども、やはりこの時間のお産はつらい。
農家泣かせです。
しかし、風呂に入れるようなことを考えたら、夜でも昼でも無事に産んでくれるのはありがたい事だとつくづく思います。

「お風呂があるから大丈夫!」とならないよう、日頃の観察に力を入れていきたいと思います。

それにしても、なんで牛って極端に寒い時に限って産むんだろう???



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Top▲ | by beefcattle | 2007-03-21 01:56 |
おおふく3
昨日は牛市でした。
我が家からは1頭だけ連れて行きました。
おおふく3の子です。
おおふく3は牛飼い始めたときからの付き合いで平成元年生まれ。
かなりの高齢です。
彼女は去年繁殖牛としての役目を終え、現在肥育されています。
肉になる時には、おおふく3は20歳!
彼女は20年間も僕たちの為に働いてくれました。
僕との付き合いはその中の5年だけど、僕にとって彼女といた時間は牛飼い人生のすべてです。
そのおおふく3の最後の子が今回の牛市に出した子でした。

高齢の牛の子は肉が悪いと言われることがあります。
だから親牛の更新は早い方がいいと。
肉については色々な意見があり、はっきりとしたとこは分かりませんが、市場評価から言えば早めの更新は正論です。
実際、僕も更新を早めようと保留や導入を増やしています。
しかし、それはそれ。
おおふく3の子の市場評価は一般の人から見れば「産次数の多い親の子」でしかありませんが、僕にとっては「牛飼いを始めた当初のメンバーの最後の子」なのです。

何故かびっくりするくらいこの子牛だけはなついてました。
だからよけい記憶に残っています。

おおふく3の子のは3年前に1頭残しています。
父親が照長土井で名は「きょうふく」
僕が初めての自家保留した子です。

こうしておおふく3は世代を変え、これからも田中畜産を支えていってくれます。



おおふく3
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Top▲ | by beefcattle | 2007-03-15 23:11 |
長期実習
新規就農には地域との繋がりが必要で、そのために就農候補地での長期実習が必要であると前回書きました。
就農を希望するものにとって長期実習のメリットはとても大きいものです。
逆に言えば意欲のある優秀な人材を呼び込むためには長期実習生を受け入れる必要があります。
長期実習を受け入れることは就農希望者にも受け入れ地域にもメリットがあると思います。

しかし、問題もあります。
長期実習生を受け入れるための農家の負担が大きいということです。
僕は2年間実習先の農家の家に間借りさせてもらいました。
その方は何十人もの実習生を受け入れてこられた方で、研修生の扱いには慣れており、家族同様に接してくれました。
独立できたのはこの方のおかげです。
実際は研修を受け入れるということは大変だったのでしょうが、実習を受けている本人はそんなことを感じることもなくすんなり実習に入らせてもらいました。
こういう長期実習を受け入れてくれる農家はほとんどありません。
但馬ではここ1件といっても過言ではないでしょう。

実習生は受け入れてもいいが住み込みは。。。という方は多いのです。
ネックは実習生の生活面です。

北海道や九州には大規模農家が多く、実習を受け入れているところもたくさんあります。
しかし但馬では1件の農家が1年間実習生を受け入れるのは経済的にも生活面でも難しいのが現状です。
せっかく牛飼いがしたいと来ても、見てもらうことすらままなりません。

繁殖農家の戸数が減ってきている今、一人でもやる気のある人を呼び込めるかが産地が生き残るカギです。
大規模農家の多い都道府県では多くの実習生がいます。
このままではますます底力が低下し、北海道や九州のような大規模産地に差をつけられるのは目に見えています。
今ある産地を魅力あるものにしていく一方で後継者確保の対策が必要なのです。

実習受け入れ先のネックは生活面だと書きました。
特に住居は頭の痛い問題です。
間借りしても良いと言う農家があればいいのですが、なかなか他人を家に入れるのは抵抗があります。
たとえ実習生を受け入れても、今まで我が家のみでやっている場合は人間関係で失敗するケースが多いのです。
僕の親方のようなとこがあればベストですが、そうでない農家がほとんどです。
研修生の住居確保は長期実習を行う際の前提になると思います。

そのために、町が就農者の研修施設を建ててくれれば言うことはありません。
実際そのようなケースは全国にたくさんあります。
しかし、町は驚くほどの財政難。
現実的な話ではありません。

だから僕は以前から受け入れ農家に対する助成が必要だと思っていました。
研修施設を建てる事を思えば安くつきます。
直接現金でもいいでしょうが、例えばプレハブで研修生の住むところを作ったり、研修生が住むための空き家の改築したりした費用の一部を助成をするとか。
町営住宅の1つを研修舎として利用し、家賃補助を行うとか。

住むとこさえ何とかなれば。という思いが常にあります。

美方郡は大規模農家が少ない地域です。
研修生を1年ないし2年受け入れても仕事がないということも起こりえます。
もし、住むとこさえあれば農家で「就農研修生を受け入れる会」でも作って各農家でカリキュラムを分担し、研修を受け入れることが出来ます。
個人に補助金は出にくい時代ですから、NPO法人のようなものを作って運営していくことが今後出来たらいいなと思っています。

新・農業人フェアに行ったのも県の農業会議所の人とそういった話がしたかったからです。
話をすると、畜産以外からも実習生の受け入れ農家に対する助成を求める声が上がってきていると聞きました。
農業会議所も要望はあげているそうですが、実際は難しいようです。
ネックは対象が個人であるということのようです。
やはり法人化ですかね。

そんななか、新・農業人フェアでおもしろいブースがありました。
舞鶴の「若い衆でやろかい」という会です。
京都府舞鶴市に6~7年前から就農を始めた20~30代のグループが結成し、現在18名いるそうです。
この会は独自で就農者のための研修制度を立ち上げています。
具体的には、
受け入れ人数・・・1戸または1~2名
生活支援資金・・・月65,000円  家賃は若い衆で負担。
休み・・・週1日(応相談)
研修場所・・・長谷地区を中心に新規就農者やベテラン農家を回る。
研修内容・・・
①長谷の10a~30aの研修圃場で自分の作ってみたい作物を自ら栽培にチャレンジする。
②若い衆のメンバー、各農家で農作業をし、農家のしなければいけない仕事を学ぶ。
③若い衆のみんなと共に汗を流し仲良くなる。
④講義・舞鶴の地域環境や歴史などを知ろう。
⑤地域のイベントへの参加
⑥支援制度の有効な利用方法を知るなどなど
研修カリキュラム・・・毎月第3火曜日の定例会で決定
研修期間・・・とりあえず1年間
協力組織・・・長谷地区の方々、西方寺農事組合、舞鶴市農林課、中丹東農業改良普及センター
ということらしいです。

素晴らしいですね!
まさに僕がやりたかったことです。
畜産と畑作は違いますが行政主導でなく農家主体というとこに惹かれました。
3/31~4/1には就農希望者対象の泊り込み交流会をされるそうで、場違いかなと思いつつも早速参加のお願いをしました。
当日が楽しみです。

産地が生き残るためには、やる気のある人をいかに引き込むかです。
そのために長期実習は必須であり、身銭を切ってでも後継者を育てるといった考え方がなくては前には実際進まないと思います。
受け入れ先の確保と受け入れ農家の団結が今後ますます重要になるでしょうね。

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Top▲ | by beefcattle | 2007-03-12 21:59 | 新規就農
前提
新・農業人フェアに行ってきました。
色々な人と話をし、一番しっくり来たのが北海道農業担い手育成センターの方との話でした。
話の内容は当たり前のことばかりでしたが、当たり前の事こそ大事なとこです。
①どこでもいいから就農したいはダメで、ある程度おおよその地域を特定すること
②最低2年分の生活資金を持っていること(一人だと120万/年、夫婦だと240万)
③結婚していること
④奥さん(旦那さん)の十分な理解があること
⑤最後までやり通す強い覚悟があること
が絶対条件だそうです。
異論のある方はおられないと思います。

①はかなり大事なとこだと僕は思っています。
農業をしたいという方は自己実現にかなりのウエイトを置く方が多いですが、実際はその地域で生きていくといった地域社会の一員としてのウエイトの方がはるかに大きいものです。
特に新規就農の場合はいかにその地域で認められるか、受け入れられるかが就農の鍵といっても間違いありません。
地域あっての農業です。
そのためにも希望する地域での長期実習は欠かせません。
長期実習をすることでその地域に自分があっているかどうかも判断できますし、実際の就農までの具体的なイメージがつかみやすいのです。
実習については思うところがあるので後日書きたいと思います。

②就農して1~2年は収入がないということはよくあります。
和牛繁殖で子牛導入の場合だと収入を得るまでに2年かかります。
2年間の生活費は必要でしょう。
無ければ別に働きながら生活費を得ることも考えなければいけないでしょう。
僕の場合は県と町から生活費を貸していただきました。
そういう制度は各自治体で色々あります。
大変お世話になりました。
しかし当然もらえない場合のことも考えていました。
補助金をあてにして始めるのは論外です。
必ず失敗します。

③④は農業をする上で大事なことです。
自分が倒れたらどうしようもありませんから。
また、家族の理解無しに出来るような仕事ではありません。
僕はこの条件はクリアーしてませんので偉そうなことはいえません。
しかし、逆に一人だからこそ思い切ったことが出来たのだと思います。
ただ、あまり一人はお勧めではありませんが(笑)

⑤これは1番大事です。
どんなことがあっても絶対に牛飼いで食っていくんだという強い気持ちがなければ続きません。
最低条件ですね。
BSEで子牛が大暴落した年は実習生でしたがそれでも牛飼いをやめようとは全く思っていませんでした。
先行き真っ暗なんて事もありましたが、絶対牛飼いで食べていくという気持ちはどんな時でもありました。

起業するわけですから厳しいことなんて山ほどあります。
一人で出来ることもしれています。
それを前提としてリスクも十分知った上で
それでも本気でやりたいなら牛飼いはできるぞと言っているのです。

「就農希望者」とは5000人近くの人間を「農業をしたい」という大まかな枠でくくっただけの呼び方です。
だから個人個人の意識の差はとんでもなく大きいです。
すべての人に農業で生活していくことを勧めるなんて出来ませんし、すべきではありません。

担い手センターの方もまずは就農希望者には諦めるようにはっきり言うそうです。
中途半端な気持ちならやらないほうがいいです。
失敗したらなかなか仕事なんてありませんから。と
それでも本気でしたい人は何度諦めろといっても新たな計画を作って持ってきたり、夫婦で話し合ってまた何度も来るのだそうです。
これって普通の行動だと思うのですが、たいがいの人がこの時点で諦めるそうです。

このことからいえるのは簡単に就農は進めてはいけないということですね。
無責任な発言はその人を含め家族の人生を大きく変えることになりますから。
かかわるなら①就農を進めないか②徹底的に最後まで見るかどちらかです。


いつも僕は「牛飼い出来るで」と言っています。
しかしそれは本当に牛飼いがしたいという方に言っているのです。
簡単に出来て儲かるなら日本中牛飼いだらけです。
いい加減な気持ちで始めて挫折したら自分だけでなく次に続く方の道を閉ざすことにもなりかねません。
本気でやりたい。
そんな人には僕はあえて牛飼いはできるでと言いたいのです。d0099005_1935189.jpg
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Top▲ | by beefcattle | 2007-03-11 20:34 | 新規就農
人人人
今日は大阪まで新・農業人フェアに行ってきました。
新・農業人フェアは農業を仕事にしたい人のための総合イベントです。
各都道府県や、農業法人のブースがあり各ブースで就農相談が出来ます。
そのほかに農業者年金コーナー、田舎の農地管理相談コーナー、なんでも相談窓口、田舎暮らし相談会などいろいろなブースがあります。
僕も5~6年ほど前に参加したことがあります。
しかしその時はイマイチでした(笑)
今回は就農を目指す立場でなく、就農希望者の受け入れ等で何か切り口がないか勉強しようと行ってきました。
なかなか面白かったです。
詳細は後日。


久々の大阪は人人人でした。。。。
行きの電車は少し混んでるくらいでしたが今の僕にはかなりの人数に感じます。
数えてみると1車両に100人はいました。
この1つの車両の人がみんな牛飼いを始めたらすごいことになりますね。

帰りは阪急でケーキを買いにいきましたが、そこもまた想像を絶する人人人でした。
僕なんか人酔いしてしまいげっそりです。
牛も密飼いはよくないといわれますが、それ以上の密度!
あの密度で牛を飼えば1日で病気は間違いないでしょう。
僕がげっそりするのも仕方無しです。
あの人人人は異常な光景でした。
世の中にはこんなに人間がいるのに、なんで農業ってマイナーなんでしょうか。
こんなに面白いのに!!なぜでしょう?

これだけ多くの人がいても依然農家は減少傾向です。
牛飼いの面白さが一般の人には全然伝わってない証拠です。
これはわれわれ畜産農家の使命です。
やりがいがありますね。
やるべき価値もあります。

よく言われますが「なんでまた牛飼いなんかするんだい。。。こんな大変なことを。。。」はタブーです!
「お前も牛飼いしたいのかよ、人気産業だからよほどアピールしないと倍率高いぞ!」なんて言うようにならないといけませんね。

まずは各々が牛飼いに自信、誇りをもっと持つべきです!
すべての牛飼いが最高に面白いと思える牛飼いをすれば間違いなく農業人口は増えます。

儲ける→おもしろいですが
おもしろい→儲けるではないと思います。
儲かるから牛飼いが増えるのでなく、楽しいから牛飼いは増えるのです。

人は山ほどいます。
しかし悲観的な話や、どうか来てくださいでは何も進みません。
農家自身が農業の多面的な面白さを再認識し、その上で情報を発信しなければ何も変わらないと思います。

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Top▲ | by beefcattle | 2007-03-10 23:05 | 新規就農
牛舎⑤
色々な牛舎を見学に行き、それらを参考にして現在の牛舎に行き着きました。
牛舎を見学する際にも色々見るポイントがあります。
自分の中でかなり鮮明にイメージを持っていれば必要なポイントがつかめ、的確な質問も出来ます。
しかし、そこまでいっていない場合には漠然と牛舎を見てしまい後に残らないということが多いのです。
そういう時は大抵大まかなウシの配置とか、逆に細かな扉の細工なんかにしか目がいっていません。
また、見学に行くと農家は自信満々に話しますからどれもよく見えてしまい、ポイントが絞れず、いい牛舎だったなあで終わってしまいます。

それではせっかくの視察が台無しです。
僕が見学に行く際は必ず聞くことがあります。
それは牛舎の欠点です。

基本的に牛舎の使い勝手というのは使ってみなければ分かりません。
いいと思った牛舎も意外な落とし穴があったりします。

ただ単に、「この牛舎の欠点は?」なんて聞くと相手の気分を害すだけです。
「大変素晴らしい牛舎ですね!僕には完璧な牛舎に思えるのですが、○○さんがあえてこの牛舎を改善するとこがあればどんなとこでしょう?」なんて聞くことで結構いい話が聞けるものです。

自分で牛舎の設計をする時は良いところばかりを突き詰めて考えるため、欠点をイメージしようとしてもなかなかできません。(簡単に欠点が出てくるのはツメがあまいだけです)
しかし、実際その牛舎で作業されている方の意見には自分がイメージする以上の物が出てきます。
特に欠点については顕著です。

この牛舎の良いとこは?なんて聞いても出てくるのは目に見えてわかっていることの方が多いですよね。
聞くべきは欠点。
上手く聞き出すことで「ここをこうすればよかった。だけど○○○って問題があってな」とか、おまけの話がついてきてそれがまた参考になることが多いのです。

自分が最高と思う牛舎は比較的イメージしやすい。(コスト抜きなら)
イメージが行き届かない欠点や改善点こそ視察から学ぶべきものだと思います。

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Top▲ | by beefcattle | 2007-03-08 23:58 | 牛舎
アマイ考え
一昨日までは20℃近い気温が続きすっかり気分は春でした。
しかし、昨日からうって変わって気温は下がり、雪が積もっています。
今まで順調だった子牛も今朝は体調を崩していました。

生後21日未満の子牛は15~27℃が快適な気温と言われています。
子牛は寒さからも暑さからもかなりのストレスを受けます。
特に体調を崩しやすいのが気温の差が激しい時です。
昨日今日はまさにそれでした。

しかし、子牛の風邪は気温のせいだけではありませんでした。
僕の中にアマイ考えがあったのです。
前もって天気予報を見ていたため今回の気温の変化は十分対策がとれました。
でも何もしていませんでした。
例えば
①気温が下がる前にウシに防寒着を着せていればよかった。
②隙間風を完全にシャットアウトできていなかった。
③1日の床換え回数を増やしたり、敷き藁をもっと厚めにすればよかった。
と言ったことが上げられます。

①②は、1月でも同じ環境下で風邪等の問題はなかったのに3月の寒波くらいでそこまでしなくてもいいだろうというアマイ考えから実行していませんでした。
「寒暖の差」の重要性は理解していたのにです。
③は、我が家は一般の牛舎の床と比べて毎日わらを贅沢にかえて保温対策をしているし、そこまでしなくても大丈夫だろうという思いがありました。
大丈夫のポイントが「一般の牛舎の床」と言う抽象的かつ的外れなところにいっていました。
よそは関係ありません、あくまでいつもより多めにわらを入れればいいだけのことでした。
そういったことが積み重なり風邪をひく子牛が出たとおもいます。
考えてみれば当たり前の結果ですね。

普段なら問題ないレベルでも寒暖の差を考えれば過剰な保温対策が必要でした。

「まあこのくらいで・・・」と言った考え方をしてしまううちはいつまでたっても同じ失敗をします。
まだまだ全然意識が低い証拠です。
当たり前のことを当たり前にすることは最低ラインでもあり、すべての技術を使いこなす最高の技術でもあります。
これがなかなか出来ないんです。
これを解決するには気合だけでは不十分で仕組み化することがポイントだそうです。

今年は技術よりも仕組みにウエイトを置いて農場全体の質を上げていくことが目標です。

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Top▲ | by beefcattle | 2007-03-07 23:32 | 新規就農
牛グッズ №1
我が家には色々な牛がいます。
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Top▲ | by beefcattle | 2007-03-06 23:54
散歩
最近牛の散歩にはまっています。

牛は毎日運動させることで足腰が強く健康に育ちます。
強靭な足腰は長寿連産のもとです。
また、つれて歩くことで人になれ、扱いやすい牛にもなります。
さらに、普段運動不足の僕の運動にもなります(笑)

毎年2歳の牛を対象に町、郡、県単位で共進会という牛の美人コンテストがあり、
さらに今年は5年に一度の全共(牛の美人コンテスト全国大会)の年でもあります。

「よし!我が家もそれに向けて頑張ろう!」というわけではありません。
僕の場合は「調教」でなく、あくまで「散歩」。
運動不足の解消と牛とのコミュニケーションが目的なのです。
健康な牛づくりと健康な人づくり。
素晴らしいですね(笑)

きっかけは単純なことからでした。
先日、「牛は引き運動をしたら見違えるようによくなる。引き運動のときに川入れをしてやれば最高だ。しかしなかなか川が近くにないしな・・・」という話を聞き、
「うちの裏は川じゃないか!せっかくだし試してみよう!」という安直な発想で運動をすることにしたのです。
引き運動だけじゃきっとしていなかったと思います。
「牛を川に入れるなんて面白そうだ!」それだけでした(笑)

もともと共進会にはあまり興味がなく、二歳は毎年放牧に出していたのですが、毎日引き運動をすることでどういう風に牛が変化していくのかという所もちょっと見たかったのです。

牛と僕、どう変化していくか楽しみです。




                        写真は「てるこ3」
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Top▲ | by beefcattle | 2007-03-05 23:59 |
"Fallen Leaves" Skin
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