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ただいまレポート【福井県削蹄】
今日は2時半に起きて福井県に削蹄に向かっています。
一泊仕事ですが、気合いで今日中に終わらせて、明日は早めに帰りたいと思います。

やはり家族と牛を残して家を空けるのは正直心配です。

いつも以上に素早く切りたいと思います。

大事なのは集中力。

昼飯と道具を研ぎなおす時間を引いても6〜7時間はひたすら中腰で牛の脚持ちや屈んで蹄を鉈で叩いたりの繰り返し。

力ずくでは続きません。

技術ももちろんですが、やっぱり気合いと集中力です。

牛を嫌がらせず、嫌がる前に切る。

まだまた未熟ですが、最高にテキパキと終わらせたいと思います。

それが結局は牛に負担もかけず、牛のためにもいいしね。

さあやるぞ!
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Top▲ | by beefcattle | 2009-11-26 04:45
ただいまレポート【下牧4】
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暗くなってきた山の上で大の字に寝転がっていたら牛が近寄ってきました!

捕まえるチャンス!

なけなしの餌をまき、大の字でじっと様子を窺います。

そしてそしてついに鼻木(鼻輪)に手が触れました!

ここまでで寝転がって30分が経過。

我慢の甲斐がありました。

(この写真は携帯カメラの夜景モードで撮ったので明るく見えますが、実際の現場は暗くて寒いんです!)

緊張しながらゆっくりゆっくりと人差し指の第一関節を鼻木にかけようとした瞬間。

バチッっと指を振り払い全力で逃げていきました。。

警戒させてしまった・・・・

(つづく)
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Top▲ | by beefcattle | 2009-11-23 23:40
ただいまレポート【下牧3】
日も暮れかかり、イライラしてきたので「これじゃいかん!」と寝ることにしました。

月がきれいです。

心が洗われます。

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と、思いにふけっていたら。。。

牛が来ました!!!

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(続く)
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Top▲ | by beefcattle | 2009-11-23 17:19
ただいまレポート【下牧2】
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最後の牛を連れて帰りに山にきました。

捕まりません!

こういうときは意地になっては逆効果です。

意地になるなら2時間ほどとことん全力で追いかける気概がないと捕りません。

もがいているうちに暗くなってきました。

牛は2頭。。。

片道40分かけて来たのに。。。

どうするか。。。






ダメだ!

こりゃ無理!

諦めました!

警戒させないうちに帰ろう。

(続く)
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Top▲ | by beefcattle | 2009-11-23 17:13
ただいまレポート【下牧】
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今日は山の牛の下牧です。

山は紅葉も終わり枯れ葉になっています。

いよいよ雪のシーズンに入ります。

スキー場はもう白くなっちゃいました。

放牧場はスキー場と同じ標高にあるので早めに連れて帰らなくては大変です。
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Top▲ | by beefcattle | 2009-11-21 10:41
22歳のお婆さん
我が家に「いつひめ」という牛がいました。

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昭和63年2月6日生まれ。
父:安幸土井 母父:安谷土井 祖母父:森萩土井

22歳のお婆さん牛です(牛は数え年で計算します)

普通、和牛は3年以内に肉になります。

母牛として飼育された場合も10歳くらいで更新の対象となり、その後は肉になります。

だから22歳という牛は日本中探しても普通はいません。


なぜ22歳まで飼っていたかというと、いつひめが雌を生むのを待っていたからです。

雌が生まれたらその子を母牛にしようと思っていました。

しかし、辛抱強く飼っていたのですが、産むのはいつも雄ばかり。

気がつけばこんなに長生きしてしまっていたんです(笑)

しかし、年を重ねるにつれ「いつひめ」は種がつかなくなり、廃用する決断をしました。


「いつひめ」は我が家で産まれた牛ではなく、妊娠牛として途中で買ってきた牛です。

元の飼い主さんが最期は看取りたいということでした。

なので、この春に我が家を旅立ちました。



そして先日

いつひめのお肉を元の飼い主さんから頂き、食べました。


22歳の経産牛といえば、「硬くて食えたもんじゃない」

牛飼いやお肉屋さんなら誰もが思います。


僕も正直期待していませんでした。


でも、、、、、、、、、、めっちゃくちゃ美味い!!!!!

美味かった~!!!!

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驚きでした。

22歳の経産ですよ。

肉も硬くない。

味がしっかりある。

22歳にしては・・・ではなく、前情報なしでもびっくりするくらい美味い。

いつひめ・・・・お前すごいよ・・・

牛肉の可能性を教えてくれました。


妻は自分と同い年なので少し複雑な様子・・・


経産は最高です!

すごく可能性を感じます。

おかげさまで美味しくいただきました。

いつひめありがとう!

ごちそうさまでした!!!! 

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Top▲ | by beefcattle | 2009-11-20 22:10 |
農活―はじめる!my農業スタイル
『農活―はじめる!my農業スタイル』とういう本に取り上げていただきました。

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今までよく新聞やテレビや雑誌に取り上げていただくことがあったのですが、自分の思いとずれがあることが意外にありました。

取材先の方の「こういった内容にしたい」という思いがあり、そこにただ僕がはめこまれるといった事例も多く、なんだか釈然としない思いもありました。

今回の本は本当に僕の思いをそのままに書いていただいています。

他の農家さんの話も生々しく、派手さはないながらもリアリティがあります。

この本は農業の現場の近くで働く3人の女性の共著なのですが、女性の視点で書かれておりすごく読みやすいです。

就農をちょっとでも考えている方にぜひ読んでいただきたい本だと思います。
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Top▲ | by beefcattle | 2009-11-19 19:55 | 日記
愛おしさを紡ぐ
3年前だったか、僕が島根県の起業家スクールに通っていた頃『愛おしさを紡ぐ』というタイトルのプレゼンテーションを見せていただいた事があります。

プレゼンテーションを見せてくれたのは松江市でタペストリー作家をされている陶山千代さん。

最高に素敵なおばちゃんです。(怒られるかな。。)

陶山さんは未脱脂羊毛という脂を抜かない状態の毛を使ってタペストリーやジャケット、セーターなどを製作されています。
原毛を自分で洗って未脱脂羊毛作りからされているんです。

普通の羊毛は脂分もすべて洗い落としてから流通されています。
一方、未脱脂羊毛は人間の体毛に近い性質で丈夫で肌触りがよく、保温性、保湿性、防水性に優れています。
しかも大事に着れば100年はもつというもの。
だからそのセーターは子供や孫に受け継いでいけるんです。
着継がれる物って物語があって素敵ですよね。

そんな陶山さんが話してくれたこと(3年前の話なので若干ニュアンスが違うかもしれません)

ある日、プロのタペストリー作家である陶山さんのもとにある方が犬の毛を持って来られました。
「家族のように連れ添った犬をずっとそばに感じていたい。」
そのためにこの犬の毛を紡いで欲しいと来られたそうなんです。

陶山さんも最初は戸惑われてそうですが、お世話になった方でもあり、その方の犬への愛情をよく知っておられたものでその毛を使って糸を紡いだそうです。

そんな中、愛犬が死んでしまいます。

飼い主の方は高齢の方で、まるで生きる張りを無くされてしまったかのようでした。

未脱脂の毛は匂いが少し残るそうです。

肌触りもそのまま残るそうなんです。

陶山さんは紡いだ糸で手袋を作り、飼い主の方のもとへ届けにいきました。

その作品を見て触って嗅いだとき、飼い主の方は愛犬を側に感じられたそうなんです。

思い出をずっとそばに持ち続けることができ、生きる力を取り戻すことができたと。

その時陶山さんは「自分が紡いでいたのはただの動物の毛でなくて、その方と動物との愛なんだ。」と気づかれたそうなんです。

そして今後はそういったつながりや関係を紡いでいきたい。

そんなお話でした。


僕の伝え方が悪くてうまく伝わっていないかもしてませんが、僕はこの話を直接聞いた時、ガーンとショックを受けたんです。

そしてその後すぐに「牛の毛を紡いでもらえませんか?」とお願いにあがったんですよね。

それからバタバタしていまして1年半ほど経ったのち、改めて製作を依頼しました。

時間のあいた時を見て、家で飼っている牛50頭のすべての牛をブラッシングし、取れた毛を送りました。
(抜け毛でないと駄目なようです)

そして、ベストとマフラーと帽子を作ってもらったんです。

牛の毛は短いため少しチクチクしますが、間違いなく牛の毛ざわり。

牛に包まれている気持ちになりました!!

めちゃくちゃあったかいんです!!!

牛って肉だけでなく皮も脂も骨も蹄も何でもつかえることは知っていましたが、被毛も使えるんだと改めて教えていただきました。

ちなみに陶山さん曰く、「牛の毛は初めて紡いだけど、アルパカのような毛ざわりで素晴らしい」と絶賛いただきました。

(余談ですが但馬牛は同じ黒毛和種の中でも被毛の質がいいことが特徴なんです。
だから他県の品評会では牛は毛刈りをするのですが、但馬では毛の良さをあえて見ます。)

作りもプロのタペストリー作家さんだけあって本当にしっかりしており、なにより牛を感じられるベストでした。

ちなみに牛飼いで緊張に弱い僕が昨年1000人もの前でプレゼンできたのもこのベストを着て常に牛を感じながら話せたからだと思います。

牛ベスト、着てみたい方はお越しいただいた際にいつでもおっしゃってくださいね!

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いつも陶山さんのことを紹介したいと思いながら3年経っていました・・・

今日インターネットで検索してみると明日11月17日まで福岡で作品展をされているようです。

もしお近くの方がおられましたら一度陶山さんの作品を見て触れてみられてはいかがでしょうか?


【陶山千代作品展~未脱脂羊毛を紡ぐ~】
●期間: 2009年11月12日(木)~11月17日(火)
●時間:9:30~20:00 (最終日は18:00閉場)
●会場:丸善福岡ビル店 3Fギャラリー
●料金:入場無料
●お問い合わせ:丸善福岡ビル店(TEL:092-731-9000)
●住所:福岡市中央区天神1丁目11-17
●TEL:092-731-9000


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Top▲ | by beefcattle | 2009-11-16 15:22
放牧経産牛『きくふじ1』の精肉量
この秋に肉にした『きくふじ1』
精肉にするとこれだけ取れました。

さすがに少ないです。
参考にしていただければと思います。

きくふじ、ありがとう!!

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枝肉重量177kg
(精肉内訳)
内平(左)5.42kg
内平(右)5.58kg
マル(左)4.40kg
マル(右)4.50kg
ラム(左)4.58kg
ラム(右)4.66kg
外バラ(左)3.88kg
外バラ(右)3.62kg
中バラ(左)3.54kg
中バラ(右)4.10kg
スネ(左)4.44kg
スネ(右)4.54kg
ネック 4.18kg
小肉 1.56kg
サーロイン(左)3.80kg
サーロイン(右)3.90kg
ヘレ(左)2.00kg
ヘレ(右)2.00kg
ウデ(左)6.18kg
ウデ(右)6.06kg
前バラ(左)6.66kg
前バラ(右)6.72kg
外平(左)4.14kg
外平(右)4.22kg
トウガラシ1.78kg
ササミ1.70kg
クラシタ(左)6.50kg
クラシタ(右)6.00kg
リブロース(左)2.54kg
リブロース(右)2.80kg
サガリ1.52kg
カイノミ2.00kg
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Top▲ | by beefcattle | 2009-11-16 13:53
ただいまレポート【牛で儲けたら肉で還元】
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削蹄も終わり、昼食です。

今日は削蹄の大先輩の太田さんが経営されている「蔓牛焼肉太田家」で焼肉です。

太田さんは1000頭近くも牛を飼っていおり、自家牧場の牛肉を神戸や地元の但馬で販売されています。

まだ30代にもかかわらず、ほとんど1代で規模拡大され「本気になればここまでやれる」という姿を見せていただいています。

自分を振り返ると
まだまだやり切っていない。
がむしゃらさが足りなすぎる。

削蹄の先輩方は怪物みたいな方ばかりなのでいつまでたっても「俺は頑張っているな」なんてこれっぽっちも思えません。。。

ついつい「目指すものが違う」と逃げ口を探してしまう。

でも、目指す先の違いはあっても本気で取り組む姿勢はどこでも必要。

甘えがまだまだあります。


話は昼飯に戻ります。

削蹄に行くとかなりの割合で昼はホルモンや焼肉なんです。

しっかり食べなくてはいけないという暗黙のしきたりがあり、遠慮は厳禁です。

おもっきり働いておもっきり食う!

ホルモンは焼けるまで待たずに温くなったら食う!

牛で儲けたら肉で還元!

優しさも大事だけど、パワフルに豪快にありたい!

よし、食べたからには働くぞー!
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Top▲ | by beefcattle | 2009-11-15 13:27
"Fallen Leaves" Skin
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