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自分の牛が答え
牛っておもしろい。
そして、わからない。。。

結局はどこまで寄り添えるか、というか、どれだけ向き合う気があるかなんだろな。

牛飼いを始めた時からいつも新しい情報、技術を求めて導入した。
新しい事を知る度にどんどん牛が良くなる気になった。
先進農家の完全な模倣は出来ない。
何故それを行っているのか、理屈を知って初めて導入する。
導入にはすべて自分の中で論理的に納得いくものでなければ応用がきかない。
「これならいける!」
毎回そう思ってきた。。。

でも、結局答えを出すのは自分の牛なんだよね。
目の前に答えが出ているんだよね。

いつの間にか自分が選んだ情報の中で、牛飼いや牛の在り方、牛の生理学的なものまでコチコチに固まっていた気がする。
放牧牛肉とか突飛な事してるイメージがあるかもしれないけど、、、(笑)
もっと固定概念を捨てようと思う。

もっともらしい理屈はいくらでもつけられる。
いろんな答えが理論の中にあると思っていた。
でも、どんな講釈たれようが、どんな技術を入れようが、どんな人の真似をしようが、目の前の牛が全て。
目の前の牛が答え。

どんな有名な先生も、どんな優秀な農家さんも、どんな新しい情報も。
答えなんて持ってない。

ちょっとでもわかりたい。

貴重な意見や情報もいっぱいだ。
そこらへんもいい意味で受け流して、もうちょっとわかりたい。

今、滋賀県からの削蹄帰り。
早く自分の牛に会いたい。
自分の牛を見たい。

さあ、どんどん引き算するぞ~!
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Top▲ | by beefcattle | 2012-06-27 18:00
34歳になりました~。
今日は僕の34回目の誕生日。

100人以上のリアルな友人・先輩からお祝いのメッセージを頂き、とても幸せ。
というか、こうやって近くても遠くても変わらずみんな付き合ってくれて、恐縮しちゃいます。

何というか、数をこなすだけの浅い付き合いなんてしなくて良かったな~と改めて思います。

34歳の抱負は「大切なものを大切にする」と言う事です。
周りに踊らされず、自分の信じるもの・大切な人を大切にする。
そんな当たり前のことを当たり前にやっていきたい。
多少の批判なんてほっときます。
真っすぐ生きます。

頂いたメッセージお一人ずつにお返事を書きたいのですが、今日は家族でゆっくりさせていただきますね。

大切なものを大切に。

今日の晩御飯は焼き肉(もちろん「ふくさと」のお肉)と奥播磨の純吟の袋しぼり(22BY仕込み第35號)!!
ご飯のあとは子供の大好きなケーキです!
思いっきりロウソクに「ふ~っ」ってしてもらおうと思います。

3人目もお腹の中に。

みんな大好きです。
ありがとうございま~~~~す!!

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Top▲ | by beefcattle | 2012-06-19 18:17
姿勢と経験
今日も削蹄でした。

ここ1週間は毎日午前午後と削蹄が入っていて、正直朝から精神的にも肉体的にもイマイチでした。
今日は僕一人だけでの削蹄で、8:30~12:00までに13頭がノルマ。
繁殖牛なので普通なら十分切れる頭数なんですが、1頭目から絶不調。。。。

「今日はほんまあかん日や・・・」

そう思いながら無理して焦って切っていましたが、なかなか思い通りの蹄にならない。
焦ると牛は動く。(でもダラダラ時間かけるともっと動く)
そうすると時間がかかり、余計と焦る。
全然うまくいきません。
4頭切り終わった時点で「13頭は無理や。。。というか、今日はもう切りたくない。。。」と思っちゃいました。

そして、正直に言いました。
「今日半分(13頭)切れんかってもこらえて下さい。自分のペースで丁寧に切らせて下さい。」

そしたら「一馬君にまかせますよ~」と笑顔で言っていただきました。

フッと楽になりました。

ゆっくり、牛に負担をかけない時間で、丁寧に、自分の出来る、自分の思う、1頭1頭この牛にとってベストの削蹄をしよう。
そう自然に思えたからだと思えます。

気がつけばあっという間に13頭切っちゃっていました(笑)
全然しんどく無く、「あれ?もう終わったの?」
そんな気分でした。

そして、全ての牛にベストの削蹄ができました。

僕は自分の削蹄に自信を持っています。
でもね、過信はしていません。

それはいつも真横で圧倒的な実力差を兄弟子に見せられているから。
だから毎回毎回「もっと上手くなりたい!!!!」って思っています。
あの削蹄に1歩でも近づきたい。そう思える人がいます。
そしてその人は今も上手くなろうとしている。。。

僕は、この人の削蹄に1歩でも近づくには2つの絶対条件があると思って削蹄しています。

1つは数を切る事。
シンプルだけど事実。圧倒的に切った数だけ経験値は上がる。

もう1つは1回の削蹄、1頭の牛、1つの蹄に対してどれだけ真摯であるかという事。
自分が牛のために出来る事を妥協せずどこまで考え続け、切り続けられるか。

その姿勢で1頭切れば自分にとっての経験値になる。
その数の積み重ね、積み重ねでしか近づけないと思っている。

例え数を切ろうと
「まあ(納得できんとこはあるけど、キツイから)ここでやめとこう」とか妥協したり
「俺はもう十分切れるから、もうこれで大丈夫」とか現状に満足しちゃったり
そんな削蹄をしてたら近づくどころか遠ざかっていく。

そういうつめきりをしたらした分だけ、下手になる気がする。
いくら切ろうが切れば切るほど今よりもっと下手になる。

削蹄というのは本当に「浅く深い」
突き詰めればどこまで行くのか想像もできんくらい深い。

でも、一方でいいかげんな削蹄をしてもまかり通ってしまうのがこの世界。
だってほとんどの農家さんは削蹄師が「これで良いです」って言ったらそういうもんだと思っちゃうもの。
一見蹄の長さが短くっなったって、裏が全然すけていなかったり。そろってなかったり。
そんな削蹄はざらにある。

例えば、ものすごく暴れる牛で、僕が「あと1鎌だけ入れたい」と思って、何度も踏ん張って踏ん張って牛の脚持ちをし直して、シュっと1鎌入れたとしても入れなくても農家さんには絶対わかんない。
分かっているのは自分と牛だけ。

別に僕が削蹄うまいよって話してるんじゃないよ。
そもそも僕は自分より下手な人と比べて優越感持ったりしている暇がないというか、気が無い。
ただ、淀貴至という兄弟子の蹄を日々見て、「何で違うんや!!」という強烈な思いがあるだけ。

1つの蹄に対して妥協せず、真摯に向き合う。

今日削蹄をしていて強く感じた。
いくら焦ったって何も進まない。
自分の能力以上のパフォーマンスは出来ない。

自分の能力を十分発揮できれば、自分の能力の仕事が出来る。
それを続ければ能力が上がり、妥協すれば能力は下がる。

姿勢と経験。

そんな事を今日強く感じた。

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Top▲ | by beefcattle | 2012-06-01 23:51
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