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放牧牛肉(グラスフェッド・但馬牛) 「夢」 その4(屠畜&牛肉編①)
2012.11.22
夢を屠畜する日がやってきました。
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夢は終始怯えっぱなし。
同じ日に屠畜した「みつこ」は本当に最後の最後までトコトコとついてきてくれたんだけど、夢は頑として動かない。
どうしようもないのでウインチで引っ張り、屠畜する事になりました。
どこまでも、最後の最後まで夢らしかったです。
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ピストルで打って、放血すると、あとはもう肉の世界です。
頭を落とし、後脚にチェーンを掛け、つり下げ、解体用の台にお腹を上にして下ろします。
その後、皮をはいでいきます。
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皮を剥ぐ前に屠夫さんが胸を開けて見せてくれ、「放牧なのにええ脂が入ってるな~。」と言って下さいました。
確かに。。。こんなに脂が入っているとは思いもしませんでした。
10分前までは「夢」に気持ちが向いていたのに、気持ちはもう食べたくなっている。
おいしそうです。
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再度吊りあげて、内臓を取り出します。内臓は即洗い場へ。
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あれよあれよという間に枝肉になっていきます。
写真左側が夢、右は理想肥育の黒毛和種。
肉付きは明らかに違いますが骨格は負けてません。
あともう1年飼って、平坦な放牧場で栄養価の高い時期の草をしっかり食べさせ、9月初旬くらいに割れば、もっと肉付きが良かった気がしています。
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背中の皮下脂肪を拡大してみると、夢の脂はこんな感じで若干バター色で黄色がかっています。
正直な感想としてはもっと黄色いものだと思っていました。屠場の方も「思ったほど黄色くないな」って言っておられました。
脂が黄色いと見てくれが悪いので枝肉市場では安くなりますが、うちは小売りまでしているので関係ありません。
むしろ黄色い方が僕は好みです。
脂の黄色さで言えば、放牧敬産牛の方が黄色かったです。
年齢による蓄積もあるのかな?
とにかく美味しそう。
ちなみに黄色いのは青草の中に含まれるカロチンです。
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理想肥育だと脂肪の色はこんな感じ
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背割して、枝肉を半丸にします。
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モモ
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バラ
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手前が夢、枝肉にして294kgでした!!!
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ちなみに但馬牛の去勢を普通に肥育して枝で420kgくらい。
そういう意味では軽いともとれる。(比べるもんじゃないんだろけど。。。)
でも、完全なグラスフェッドの但馬牛で300kg弱の枝肉になるとは想像すらしませんでした。
僕の想像をはるかに超えてくれた牛でした。

夢が枝肉になるのと同時並行で、洗い場ではホルモンの荒洗いが行われています。
8:54に屠畜し、全ての工程が終わったのが10:04、時間にして1時間の出来事でした。

枝肉とホルモンを屠場の冷蔵庫に入れ、一旦家に帰って牛飼いです。
ホルモンはその日に家に持って帰って洗い直すのですが、BSEの検査があるためすぐには持って帰る事が出来ません。
16:00に再び屠場に行き、ホルモンをすべて持ち帰りました。

今回は「夢」「みつこ」2頭分のホルモン洗い&トリミングです。

最初は簡単なものから
タンです。
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皮を包丁で引っ張るように剥いて、ブロックにします。
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早速、ホルモン洗いを中断して試食。
ぶ厚く切った塩タン。
甘みと香ばしみがあって、ぶ厚いのに歯切れがいい!!
美味すぎ!!!!
ああ、でも売り物なのであんまし食べちゃいかんいかん。
と言いつつもう1枚。。。美味い。

レバーです。
肝臓廃棄とは無縁のプリプリのレバー。
負担がかかっていない飼い方なので元気そのものです。
ちなみに『放牧敬産牛』では肝臓廃棄が出たりします。
肝臓廃棄=穀物多給による負荷。と言い切るのは短絡的な発想で、
毎年お産を繰り返すことも、かなりの負担を強いているんだなと思ったりします。

グラスフェッドのお肉は香ばしみがあるのですが、内臓は青草の臭みが強くでる気がしています。
その中でも特にレバーは青臭いです。
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【タン、ツラミ、テール、アキレス】などの肉や筋の部分と、【ハツ(心臓)、レバー】という赤物は、胃や腸と違い構造がシンプルです。
また、消化物に触れていないので洗いやすいのです。
1つ1つを写真にとろうと思いましたが、ホルモンはスピード命なので撮っている暇がありませんでした。
全てを流水で洗った後、オゾン水で再度洗い、小分けに切り、真空パックして冷凍していきます。

簡単な部分が終わると、いよいよ難関の消化器官。
腸と胃袋です!!!

大腸は荒洗いの段階でこんな感じ。すでに開いてあります。
上側が内側、糞が通る部分です。黄土色の部分がぬめりで、汚れになります。
一方、まな板に面している方が大腸の外側。この部分に脂が巻いています。
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洗い場が狭いので、こうやってまな板を傾けて流水の中で包丁を使ってぬめりを落としていきます。
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綺麗になってきました。
大腸は分厚くて短いので、洗いやすい消化器官です。
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ぬめりナンバーワンのアカセン。
洗えども洗えどもヒダヒダの数が多くってとれません。。。
後で聞くと、「取れへん取れへん。ここはぬめりも楽しむとこやからサッと洗ったらいいんや」と言われました。。。
1時間くらい洗ったのに・・・
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以前も書きましたが、このホルモン洗いやトリミングの時は「夢」であることはほとんど意識していません。
ただひたすら鮮度を落とさないように、汚れをしっかりとるように、水気を切って適正に真空パックできるように。ただそれだけしか頭にはありません。

小腸です。
白い部分が外側の脂肪、黄土色にみえる部分が内側の部分です。
この小腸がとにかく長いのです。
そして薄い。
くねくねくねくねと曲線になっている小腸を脂肪がガチッと包んでいる感じ。
引っ張ると脂肪がブチブチと切れて、くねくねしていた腸がびよよ~ンと伸びてきます。
5cmくらい包丁で削ぐと裏面の脂に引っかかって腸壁がくるっとまわる。
また元に戻して5cm削ぐ。そしてまたくるっとまわっちゃうので元に戻して。。。。
やれどもやれども終わりません。
結構頑張っているのに、何故???
後で知ったのですが牛の小腸は40mくらいあるそうで、2頭分なので80m。
そりゃ4時間も5時間もかかります。。。
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綺麗になりました!!!
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ホルモンの処理をしている間は、あらかじめ冷凍庫でつくっておいた大量のバケツ氷を使って冷やしています。
何度も氷水を入れ変えながら。
そうしないと臭くなっちゃうから。

前回今回共にホルモンの処理にオゾン水殺菌を取り入れています。
オゾン水は殺菌・消臭・ぬめり除去の効果がある水です。
水道にオゾン水発生装置という機械を取り付ける事で、オゾン水を発生させる事が出来ます。
薬品を使った殺菌とは異なり、有機物にふれた瞬間に水(H₂O)に戻るという非常に優れたものなんだけど、機械が高いのが難点。(歯医者さんなんかでも取り入れられています。)
また、そうは言っても、やっぱり基本はスピードと流水によるぬめりの除去と温度管理だと思うのです。
その上にプラスアルファとしてオゾン水がある感じで処理しています。

次に向かうのは胃袋。
一番においのある消化器官です。
まず簡単なセンマイから向かいます。
センマイはなんか本のような感じ。ページを1枚1枚めくって洗っていきます。
汚れが付着しにくい場所なので、あっという間に終わります。
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次はハチノス
凸凹の中に付着する表皮を削っていきます。
ここまで取らなくてもいいんだろうけど、取り出すと止まりません。。。
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そして、前回「ひでふく」のホルモン処理で1番てこずった第1胃のミノ!!
絨毛と言って毛皮のようなヒダヒダがいっぱい生えています。
このヒダヒダから栄養を吸収すると同時に、草を分解してくれる微生物のすみかでもあります。
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ミノはこのヒダヒダの内皮と反対側の外皮を剥いでいきます。
しかし、これが難しい。
ミノの身が皮にベリベリっとくっついてきて、とても残念なことになります。
でも、今回は前回とは違います。
肉屋の店長に屠場で直接教えてもらいました。
ミノには剥く方向が色々あるらしく、「それぞれの繊維に沿って剥かないとバラバラになりますよ」と言われました。
はい。前回はバラバラになりました・・・
「外側外側の皮をむいて行くと、こんなふうに簡単に剥けるんすけどね。」とすいすい剥いていく店長。

結構簡単じゃないか??
ということで万全のシュミレーションのもと再挑戦したのでした。
すると、早い早い。
なんと1時間ほどで全て剥く事が出来ました!!!
ちなみにこのミノ、屠場のおじさんが「普通の倍近くあるわ!放牧しとるからかな?」と驚いていました。
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出来たホルモンの内訳です!!
・小腸5680g
・大腸4200g
・ハツ1866g
・レバー5568g
・タン870g
・アキレス698g
・テール1214g
・ツラミ1622g
・ミノ4800g
・センマイ3720g
・ハチノス782g
・アカセン1320g
・タチギモ
・肺
・食道

全てパックするのに2日徹夜しました・・・・


ホルモン全て真空パックしたのもつかの間、今度は枝肉のカットです。
これは僕にはとても無理なのでお肉屋さんにお願いします。
(なんと、カメラを忘れ、携帯での撮影となってしまいました・・・)
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脱骨の技術はいつ見ても凄いとしか言いようがないです。
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胴割をしてさっそく肉を見ます。
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右側
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左側
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立派にサシまで入ってるよ。。。

リブロース。素晴らしいです!!
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サーロインリブ側。いい感じ。
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サーロインランプ側。赤い!!(笑) これはこれであり。
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唯一の携帯電話も電池切れ、カメラを持たなかった事をこれほど後悔した日はありませんでした。。。

サーロイン、リブロース、ウチヒラは日本でのドライエージングの先駆者でもある静岡の「さの萬」さんに熟成をお願いしました。
早速骨つきで、さらしに巻いて(真空パックせずに)発送です。
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さの萬さんやドライエージングについては過去のブログで少し書かせていただいてます。
ドライエージング
ドライエージング試食会
さの萬さんに向かっています
さの萬レポート
ここらも再度、まとめようと思います。

先日佐野社長から「熟成が仕上がってきたのでカットする希望の日を教えてください」とご連絡いただきました。
そして1月24日。お肉が届いて全て試食しました~!!

以前放牧敬産牛でドライエージングをお願いした事があったのですが、発送前からその時以上の手ごたえを感じていました。
経産牛も上手かった。
今回は。。。。(牛肉編②でまとめて書きますね。)

この日はブロック肉の分割のみ。
まとめると、サーロイン、リブロース、ウチモモはさの萬さんに熟成委託。
ネック、トウガラシ(1本はゼミの先輩が買ってくれました。)、ヘレは自家用に持ち帰り。
ランプはやまけんさんが独自のルートでドライエージングして食べられるとのこと。
そして残りのお肉は後日、お肉屋さんに焼肉用、切落しなどに商品化していただく事になりました。

夢ブロック肉の内訳です。(右側・左側)
・ウデ(10.94kg 10.18kg)
・トウガラシ(1.48kg 1.54kg)
・クラシタ(10.12kg 10.30kg)
・マエバラ(9.32kg 9.80kg)
・サンカクバラ(3.02kg 2.20kg)
・外バラ(6.7kg 6.94kg)
・ササミ(1.44kg 1.34kg)
・ナカバラ(3.80kg 4.08kg)
・カイノミ(1.66kg 1.54kg)
・ヘレ(3.1kg 3.06kg)
・リブロース(8.18kg 8.88kg)〈骨付き〉
・サーロイン(8.02kg 7.80kg)〈骨付き〉
・ウチヒラ(8.88kg 8.78kg)
・マル(7.54kg 7.34kg)
・ラム(6.96kg 7.16kg)
・外平(6.74kg 6.88kg)
・スネ(7.18kg 7.18kg)
・ネック(4.28kg 4.24kg)
・ショートリブ(1.78kg 1.80kg)
・サガリ(2.6kg)
・小肉(2.36kg)

立派です!!

しかし、ここで問題が発生しました。
お肉屋さんにカット委託していた夢のお肉が分からなくなってしまったのです。
お肉屋さんには夢、みつこ、ひでふくの各ブロックが真空パックで保管されています。
それを、
・焼肉用に取れる部分は焼肉に。
・それ以外は切落しに。
・切落しでも小さい所はミンチに。
・500gの真空パックで。
・1頭1頭混ざらないように分けて。
そういった形で委託しています。

しかし、今回「ひでふく」「みつこ」「夢」のお肉が混ざってしまう事態に。
理由は(肉屋さんが)忙しかったから・・・
焼肉用に使える3頭の部位を一気に集めて商品をつくる。
残った部分でまとめて切落しをつくる。

そういったやっつけ仕事的な作業で焼肉用、切落し、ミンチ共に「夢・みつこ・ひでふく」が一緒に商品化になり、夢単体で(みつこ、ひでふくも同様に)の焼肉、切落しの販売が困難な状態になりました。
楽しみにしていただいた方に本当に申し訳ない思いでいっぱいです。

ただ、夢だけは枝肉重量が300kg近くあり、みつこ・ひでふくと言った敬産牛ではとれなかった「すき焼き用」を少しだけ取る事が出来ました。
そのため、「すき焼き用」だけはみつこ・ひでふくと一緒のパックで無く、夢単体の味を味わっていただける事になります。
すき焼き用も「赤身」と「サシの入った肉」の2種類があり、それぞれ味が異なります。
個人的には草から作られたサシが入った方が脂の甘みも楽しめて美味しいと感じました。
あ、でもでも赤身も美味しいですよ~。
HP(http://tanatiku.com)での販売を開始しましたので、よければ食べてくださいね。

また、ドライエージングして頂いたサーロイン、リブロース、ウチヒラ。
これらもパートナーの皆様に送ったのちで、かなり限定になりますが販売をさせていただきます。
楽しみにしていてください!!!

そしてどうしても言いたい事。
ひでふく、みつこも良い牛で、いい肉なんです!!
経産牛には経産の良さがあります。夢には夢の良さがあります。
夢&みつこ&ひでふくの焼肉、切落し、ミンチも美味しく召し上がっていただければ嬉しいです。

という事で次回は放牧牛肉シリーズ最後「牛肉編②」です。
お楽しみに~!!
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Top▲ | by beefcattle | 2013-01-13 11:57
放牧牛肉(グラスフェッド・但馬牛) 「夢」 その3(成長編)
51か月にかけて育ってきた「夢」
全ての成長を写真で振り返るには多すぎます。
しかし!やっぱり伝えたいところは伝えたい。
この「その3」では厳選した写真を中心に、生後1日齢から51カ月齢までの夢の成長をひたすら追っていこうと思います。
(いっぱい写真あるけどついてきて下さいね。)

2008.8.7(生後1日齢)ただひたすら可愛い夢です。
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08.8.11(5日齢)幼さいっぱい!!
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08.8.13(7日齢)周りに興味が出てきて、お母さんから離れるて走る事も。。
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08.8.15(9日齢)足、早いっ!!!
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08.8.16(10日齢)親子の愛を感じます。
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08.9.5(30日齢)目の周りが黒くなってきました
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08.9.14(39日齢)中国雑技団のパンダみたい。。。
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08.9.30(55日齢)
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08.10.3(58日齢)目の周りの黒さがぼやけてきました。
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08.10.15(70日齢)毛がすっかり黒くなりました。
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08.10.28(83日齢)凛としてきたな~。
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08.11.13(99日齢)真っ黒になったね~。
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放牧場も草が少なくなってきて、間伐をした木の葉を食べています。
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08.11.19(105日齢)11月だと油断していたら雪が降っちゃいました。慌てて下山の準備です。
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このころの夢はすっかり野生化しており、スピードもものすごく早く、鼻木もしていないので、どうやって捕まえたらいいのか、正直困り果てていました。
しかし、雪で草が見えなくなり、よっぽどお腹がすいたのか、りんこの乳を夢中で飲みだした夢。
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チャ~ンス!!!と、そーっと死角である真後ろから近づき、下顎をガシッッ!!っと掴むことに成功しました。
子牛の時にしか使えない荒技です。。。
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その後、モクシ(ロープ)で子牛を捕まえなおし、
「家畜車の扉下ろすからちょっとだけロープもっといて~。」と妊娠8カ月の妻にロープを預けました。
20秒後、後ろを向くと、お腹の大きい嫁さんが雪の上に横たわって倒れている!!!
「あつみっ!!!」と走りかけると、手にはしっかりとロープが。
夢を放すまいと引きずられていたようでした。。。。

初めての妊娠で、しかもお腹が大きくなっていたので、もう夢捕獲どころではありません。
今でこそ笑い話なんだけど、本当に真っ青になった瞬間でした。
嫁さん曰く、「ここで逃がしたら、もう駄目だと思って。。。。」って
いやいやいやいや。。。ロープを渡した僕も僕だけど、とにかく元気すぎるあつみと夢だったのでした。

牧場から下山すると冬です。
夢のパートナーの方々にアルバムの制作をしました。(まだ未完です)
表紙には一人一人の似顔絵と夢の絵を妻が書きました。
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ちなみに2008~2009年の牛舎では稲のホールクロップサイレージのみ給与。
2月にはもう1頭の放牧牛「元気」が誕生しました。

年は変わり2009.5.9(生後9カ月齢)
春が訪れ、放牧の時期となりました。
夢も子供から青年になりました。
まずは温かくなったのでシャンプー!
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シャンプーの次は削蹄。
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そして鼻木を入れました。(もうこれしないと捕まえらんないもん。。。)
鹿の角で穴を開けます。穴が奥過ぎると牛が神経質に、手前すぎると鼻での制御がききません。
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2009.9.14(生後13カ月)何故かこの年は写真3枚だけ・・・何故??どこに行ったの???
角が風雨にさらされボロボロとふやけています。
この過程を経て艶のある角に生まれ変わります。(生え変わりはしません。)
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2009年の放牧ツアーでは牛と触れ合うというとのんびりした体験だけではなく、夢の捕獲に挑戦しました。
放牧場で生まれ野生児のような夢はいつも牛舎で一緒にいる親牛とは親密度が違います。
万全を期して大人の男性7人がかりで囲み、追い込み、捕まえようとしました。
しかし、そんな大人をあざ笑うかのように、夢は想像を超えた身体能力を備えていました。
全く捕まりません。さすが牛です!!
アフリカではチーターが取り逃がすこともあるんですから、やっぱり牛ってすごく早いです!!
結局ツアーで夢を捕獲することはできませんでした。。。

そして2009.10.24

牛のプロ達による夢捕獲作戦決行。
まず夢を目的の場所まで誘導しようとしますが、上手に違う牛の陰に入り、プレッシャーから逃れます。


青いトラックの方に誘導しようとプレッシャーをかけますが、早すぎてつっ切られてしまいます。


ようやく目的の場所に追い込めました。映像には映らないくらいの遠くの間合いから、3人の人間が逃がさないようにプレッシャーをかけているのです。
あとはこのまま緊張感を保ったまま各々の間隔を縮めていきます。


しかし、夢の方が上手でした。。。


結局、夢が疲れるまで(2時間以上)ひたすら走って追いかけるという地味で根気のいる作戦に変更。
ようやく捕獲することができましました。



2010.2.23(18カ月齢) 今年も稲ホールクロップサイレージ給与。
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2010.3.7(19カ月齢) 横にいるのがもう1頭の放牧牛「元気」です。
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2010.4.19(20カ月齢) 
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2010.5.22(21カ月齢)3年目の放牧スタート!!!
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2010.8.22(24カ月齢)2年前のこの月に夢は生まれました。大きくなったな~。
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2010.12.4(28カ月齢)
普通ならこのくらいの月齢で出荷してもおかしくない月齢。
ここからさらに2年、夢を飼う。
先日の近畿マッチングフォーラムで聞いた話では、グラスフェッドの場合、通常肥育牛よりは小さいのは当然なのだがは体重に関しては通常の飼育法よりも「あとから大きくなる」傾向があるとのこと。
この時はそんな事知らなかったけど、今になってみると納得する。
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この年は夢の鼻木が取れてしまい、昨年同様ひたすら夢が疲れるまで走って走って捕まえる方法で捕獲。
やっぱり2時間くらい走る事になりました。
ようやく夢が歩き、捕まえ、ロープをかけ、牛飼いの後輩にロープを持たすと・・・・
なんと、後輩君が角で持ち上げられていました!!!
危険です!!!慌てて鼻木を入れ連れて帰ったころには、すっかり日も暮れていました。

2011.7.20(35カ月齢) 
フレームが大きくなったというよりは環境に完璧に適応して肉を付けてきた気がします。
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2011.9.13(37カ月齢)
それでもまだまだ「肉牛」って感じではない。
37か月と言えば肥育期間の一番長い黒毛和種でも仕上がりきった月齢になります。
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2011.9.24(37カ月齢)
横から見れば出荷前の夢と変わらない。フレームはもうほぼ出来あがった月齢。
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この冬はチモシーの不断給飼。

2012.4.29(44カ月齢)
家の中から夢と元気が見える。放牧前の準備運動にパドックに出して飼育。
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2012.5.1(45カ月齢) いよいよ最後の放牧。5年目です。はしゃぐ夢と元気&咲。
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ケンカもする。
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そして、2012年最初の青草を食む夢。
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2012.6.25~29(46カ月齢)
森の中の夢
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青草で腹パンパンです。思ったほど肉はまだついていません。
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ここから9月半ばくらいまでが肉付きのピークで、草の栄養が落ちてくる秋にかけて締まってきます。
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2012.8.6(48カ月齢)夢4歳の誕生日!!プレゼントは一口も食べませんでした・・・・
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2012.8.18(48か月齢)去勢と言っても仕事はします。ちゃんと発情の牛を発見しました。。。
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2012.11.21(51か月齢)
この日が夢の最後の放牧日。
10月からメインの大照放牧場の草が無くなったため、夢を鍛冶屋の耕作放棄地の放牧場に移動しました。

2008年8月から51ヶ月飼わせてもらったけど、やっぱり夢は最後まで一定の距離を崩さないんだよね。
触らせない。
そこらへんが夢っぽいっていうか、なんとも言えない。
それでも最後は1mくらいまでなら近づかせてくれた。
そんな所もなんとも言えないな。
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正直、夢という牛をここまで飼うとは思ってもいませんでしいた。
最初は牛舎で産ませて、雌だった場合に放牧牛に設定して、3産くらい産ませてから肉にしようと思っていました。
その方が現実的だし。
去勢51か月なんて非効率この上ない。

でも、この夢からいっぱい教えてもらった。
3か月までの初期発育の重要性、スターターの大切さ、プロピオン酸によるルーメンの絨毛の発達などなど。
そんな牛飼いの常識は8か月齢で牛市に出した時に高く売るための常識である事を知った。
但馬牛であろうがほっといたってそれなりのフレームまでは大きくなる。
青草と乳だけで体高はできる。
ただ、時間がかかる。
そして個体差がある。
そんだけ。

あとはそこで利益を出せるだけの価値を生み出せるかだ。
生み出せれば続けてやればいい。
出来なければ力不足なだけ。

色々あったけど、今はただただ夢と支えてくれたパートナーの皆様にありがとうと思う気持ちでいっぱいです。

こいつは本当に本当に本当に凄い牛です。
畜主として誇りに思っています。



ありがとう。夢。

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長くなりましたが、いよいよ次は夢の屠畜~お肉編です。
書きいれない事がいっぱいあって書けずにいたけど、写真とともに色んな思いや年月を感じていただければ嬉しいです。

その4へ続く
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Top▲ | by beefcattle | 2013-01-07 18:32
放牧牛肉(グラスフェッド・但馬牛) 「夢」 その2(誕生編)
2008年2008年8月6日

6:09 夢は寝たまま。まだ立ち上がりません。。。
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と思っていた矢先、フラフラしながら立とうとしている!
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6:10 夢が立ちました~!!!!
決定的瞬間に間に合いました~。
まだ足がプルプルしてます!!!!!
何度もお産は見てきましたが、何故か今回のお産は特に感動。
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6:26 初乳を飲みました。命が凝縮されているような瞬間に感じました。
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こけては飲み、こけては飲み
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生まれた夢はめちゃくちゃか細い。でもしっかり立とうとします。
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そして、りんこの後を一生懸命追います。
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りんこも夢に合わせて歩きます。
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15:45 生まれてから約半日。
このころになると体も乾き、もうすっかり走るようになっていました。
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(その3に続く)
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Top▲ | by beefcattle | 2013-01-07 17:57
放牧牛肉(グラスフェッド・但馬牛) 「夢」 その1
2008年8月6日は夢がうまれた日です。

【但馬牛を草だけでお肉にする。】

但馬牛という黒毛和種の中でも特別小さく、和牛の世界でも特殊な「品種」を、完全に草だけでお肉にする。
過去をさかのぼっても、世界中探しても絶対にここにしかありえない取り組みでした。
それは逆にいえば、それだけ無茶な発想で、色んな方から心配されたり馬鹿にされたり、「なんで但馬牛なんだ!」「どうしてもやりたいなら違う牛でしたらいい」そんなことをばかり言われてきました。
たとえ100,000人牛飼いがいても、こんなことを行う人なんて一人もいない。
放牧での牛肉生産を研究する農業試験場ですら「和牛の完全なグラスフェッドはあまりにも否現実的」と取り組まなかった。まして但馬牛なんて論外中の論外。
素人の道楽ならまだしも、業界内では「革新的」ですらなく、「異常」な取り組みでした。
それでも、自分は但馬牛以外の牛を飼う気にはなれませんでした。
だって但馬牛の繁殖農家だから。
でも正直、上手くいくとは思ってはいませんでした。
それでもどうしても確かめたかったのです。探りたかったんです。
草食動物である牛の可能性を。但馬牛のポテンシャルを。日本の食の方向性を。

どうせなら牛が生まれたところから知ってもらいたい。
それらを全部含めて食べてもらいたい。
そう思い「放牧牛パートナー制度」と言う事業を立ち上げました。
毎年15,000円の会費を払っていただき、夢の成長記録を送り、年1回1泊2日の夢に会うツアーにご招待する。
15,000円は毎年のツアー代のほか、放牧敬産牛肉1㎏をお届けするお肉代として頂戴した。

だからパートナー制度は利益を出す事業ではなく、思いに共感して下さったお客様と一緒に「夢」という牛を見続けるという事が目的。
このパートナーの方々がいたから51カ月齢もの間、納得いくところまで夢を飼う事が出来た。

ホルスタインの肥育で24カ月齢、和牛で30カ月齢、松阪牛なんかになると40カ月齢近くまで飼う事もある。
去勢で51か月なんてそれだけでも超高コスト。
だけど、一番いい肉って思える時に出したかった。牛の体型、発育曲線、時期、月齢、それに加えて今まで放牧敬産牛肉で見てきたお肉具合から51カ月もかかってしまった。

2012年11月22日。
夢を屠畜した。



夢という牛の事を、少しでも知ってもらいたくって、夢の事を書こうと思います。
(日にちと時間は写真を撮った時のものです。)

4年前の2008年8月5日13時46分
夢が生まれる前日。夢のお母さん「りんこ」
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お産前日でしたが、この時間帯ではまだまだのほほんとしてお産の気配はありませんでした。
りんこは大柄な牛で、結構きかん坊なお母さん。
まだまだ産歴も浅く、血気盛んな年ごろでした。。。

「本当にここでお産できるんだろうか・・・?」

普通は牛舎で産ませるのが当然。
山の中でのお産は僕にとっても初めてで、不安でいっぱいでした。

13:45
陣痛が少しづつ来たのか、しっぽを振ったりお腹を気にしたりしています。
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僕ら畜産農家がお産のタイミングを予測するのがこの陣痛です。
陣痛が進むにつれ、そわそわしたり、しっぽを激しく降ったり、後脚でお腹を蹴ろうとしたりするのです。
こんなサインが出たら半日もせずに生まれます。


実はもう一つお産のサインって言うのがあるんです。
それは骨盤の落ち方と、乳の出具合なんです。
お産が近づくにつれ骨盤靭帯が緩み、骨盤がひらがってきます。
こんなふうに尻尾の付け根がぽこっと凹んでくるんです。
また、乳も最初は透明で粘っこい水飴のようなものなのがトロ~っと出てくるのですが、お産直前には牛乳がビューっとでます。
この凹みの深さと乳の状態で分娩まであと何時間と推測しているのです。
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「もう生まれるな。。。生まれる瞬間まで放牧場にいよう」
そう決めました。

18時43分
りんこは僕の予想に反して、なかなか産もうとしません。
「もう日が暮れちゃうよ・・・」
山の夜はなんとも形容しがたく、怖いんです。
何かが『じっと見ている』気になります。
森の中だと月明かりも届かず地形も見えないので危ないのです。
「帰ろうかな。。でも、今日中には生むだろうしな。。。」
僕にとって山の中で子牛を産ますなんて初めての事で、とてもほってなんておけません。
りんこは見晴らしの良い草地から徐々に森の方へ移動します。。。
しかし、きょとんとして全然産む気配がありません。
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焦る気持ちと裏腹に日は暮れてきます。
19時22分
山頂の放牧場からも太陽が見えなくなってきました。
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しかも!こんな時に限って夫婦喧嘩をして、帰らざるを得ない状況に!!!(ここ重要!!)
「ここまで待って、いまさら帰れるかい!!!」
「で、でも怒ってるし、帰った方がいいかな・・・」
「早く産んで~!!!」
「こわいよ~」
「まだかよっ!!」
暗くなるのにあわせ、僕の心はいっぱいいっぱいになってきました。。。。。。。。
(僕が焦ってもしかたないのにねぇ)

20:22
日もすっかり暮れ、りんこの動きが活発になってきました。
明らかにそわそわし、お腹を蹴ったりと陣痛が来ています!!
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20:40
尻尾をあげ、しきりに振っています。
糞も軟らかくなってきました。
子宮から産道(膣内)に子牛が出てくる時は直腸が圧迫され、糞が下痢気味になります。
こうなるともう30分~1時間以内に子牛は出てきます。
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20:50
りんこが座りました。
いよいよです!
お産は基本的に座って行います。
座っていきんでは立ち、ウロウロして陣痛に耐え、また座っていきんでの繰り返しです。
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20:53
りんこが立ち上がり突然森の方へ早足で歩きだしました!!
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「ど、どこにいくんだ~!!」
僕は追いかけました。
しかし、追えば追うほどりんこはスピードを上げ森の奥に入っていきます。
普通、牛は群れで行動するので単独でどこかに行ったりしません。
しかも夜中に・・・
焦りました。
森の中は月明かりもなく真っ暗。
木も草も多い茂るので数メートル先も見えません。
「ガサガサ」という音を頼りに当てずっぽうで森を走りました。
やがてその音も聞こえなくなり、僕は夜の森の中で一人に。。。。
完全にりんこを見失ってしまいました。
もう見つけるのは不可能でした。
30分ほど探しましたが、危険すぎるので仕方なく放牧場を後にして家に帰りました。。。。。。。。。
もう、気が気でなかったです。

2008年8月6日6:09
僕は不安いっぱいで山に上がりました。
放牧場の広々とした草地に牛たちはいました。
でも、りんこだけがいません。。。
僕は再び森に入って行きました。
そこにりんこがいました。
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「いた!!!!」
「子牛は?子牛は?子牛は?いない???どこに?どこに?いない?」
バクバク心臓がなっていました。
よ~く見るとりんこの足元に黒い影が。。。
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「い・いた・・・」
バクバクが止まりません。
山の中で産ませるなんて初めての事。
「死んで、いるんじゃ、ないの。。。?」
最悪のイメージが頭を駆け巡ります。
飛び出そうな心臓を抑えながら僕はりんこのもとにむかいました。

(その2へつづく)
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Top▲ | by beefcattle | 2013-01-03 22:33
2012年の振り返り 9月~12月
さあ、いよいよ2012年の振り返りも最後です!!

9月

・放牧ツアー・ラスト夢
子牛が生まれてからパートナーの方と一緒に牛の成長を見守り、最後はお肉として届ける「放牧牛パートナー制度」。毎年、実際にパートナーになった牛に会うツアーを1泊2日で行ってきました。
今年は「夢」がお肉になる年です。夢のパートナーの方には最後のツアーとなりました。
ブログにまとめてありますので是非ご覧ください。
放牧ツアー2012
本当にこのパートナーの皆さんがいなければ放牧牛肉は生産できませんでした。
4年にわたるゆるぎない応援がずっと支えてくれました。
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・森の中でヒキガエルの幼生に出会いました。村岡ではあんまし見ないのでちょっと興奮。
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・稲木がけのワラをいっぱいいただく事が出来ました。天気仕事なので但馬じゅうを走りました。
ワラは年々手に入りにくくなっているので本当にありがたいのです。
ようやく今年のお肉が出来たので早くお礼に持っていきたいな。
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・夫婦で神戸旅行してきました!!
牛飼いをしていると夫婦で旅行なんてなかなかいけません。
今年は結婚5周年だったので父と母に土日休みを取ってもらい、外に出る事が出来ました。
まず午前中は来年度の放牧事業の打ち合わせ、そして小代区新屋でワラとりの段取り。
全てを済ませていざ神戸へ!!
嫁さんの買い物に付き合い、神戸市立博物館のマウリッツハイス美術館展へ絵を見に行きました。
2人とも絵が好きなので時間がある時は美術館とか行くんです。
今回は僕の一番好きなフェルメールの中でも一番好きな「真珠の耳飾りの少女」を始め「ディアナとニンフたち」やレンブラントの「スザンナ」や自画像など豪華顔ぶれ。フェルメールほんと最高。日本でこの絵に会えるなんて思わなかった。
しかも神戸に着いた日が公開初日で人はガラガラ。。。絵は見放題。。。
僕は風景画、妻は風俗画が好きなのでそれぞれ別々に見たい絵をたっぷり見る事が出来ました。
あまりに良かったので、2日目もまた行ってしまいました。。。
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美術館のあとは国際会館で平原綾香さんのコンサート。
今回の神戸旅行の目的です。
以前、「おひさま」っていう歌をあつみが借りたいって言って車の中で聞きながら帰った事があったんだけど、ほんとに心に響く歌で、横で聞いてたあつみも泣いてて僕も泣いちゃって、絶対夫婦で聞きに行こう!!って計画していたのです。
そして、実際にコンサートに行って感じたこと。
それは、「ああ、みんな一緒なんだな」って思いでした。
もちろん歌が素晴らしいのは言うまでもないのですが、それ以上に同年代の女の子が自分の世界で一生懸命生きている姿は僕らが牛飼いしているのと同じで、「スター」っていう名前の人はいないなって改めて思えたのでした。
どれだけ有名でも、無名でも、積み重ねてきたものが出る。それだけのことなんだなと。
どれだけ打ちこめるか、とても勇気をもらえました。
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コンサートが終わると電車に乗って御影にあるフランス料理MOMOKAさんでディナー。
うちの牛が食べられる唯一のレストランです。
シェフの三村さんがとてもストレートな方で話をしていてとても楽しいんです。
でも、食べに行くのは初めて。我が家の「ふくさと」がどんなお肉になるかすごく楽しみにしていました。
写真の料理が「ふくさと」。どちらも料理名を忘れてしまいました。。。
だけど間違いなく美味しい!!しっかりふくさとの味も残っていて、嬉しくなりました。
なんか自分とこのお肉を使っていただいているお店の紹介ってやらせみたいな感じだけど、味も量もタイミングも雰囲気も本当に大満足なお店でした。
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気がつけば11時半。時間の経つのを全く感じさせないお店です。
そしてホテルオークラで1泊。
翌日もフェルメールに会いに行って、買い物をし、ステーキハウスで12,000円(1人前)の神戸ビーフを食べてきました。
しかし、正直「確かに柔らかいけど。。。」ってなくらいの感じで、値段ほどの価値を感じられず。。。
僕らは神戸ビーフの素牛を育てていて、神戸ビーフが高値で売れるならそれはそれでありがたいんだけど、これでいいのかと改めて思ってしまいました。
でも、ブランド名だけで価値を感じる人はいっぱいいるんだろうな~。
名前も価値には間違いないんだけどね。
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旅行の締めは、やっぱりチーズ屋さん!!但馬にはないんですよね~。チーズ大好物なんです!!!
素敵な結婚記念旅行になりました。
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帰ってきたらさっそく咲がお出迎え。やっぱり家が一番好きです。
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10月

・美方和牛会の視察に行ってきました。
美方郡には若い牛飼いの青年部があります。一昨年くらいまでは会長をしたり、結構あれやろうこれやろうって発言してきたのですが、去年からの鬱ですっかり疎遠になっていました。
今回、調子が良くなってきた事や妻も一緒に行くってことで参加する事にしました。
和田山にある北部農業技術センター。ここにいる但馬牛の雄を見てきました。
丸富土井とあつみ
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菊西土井は足を痛めてて立たず。。。残念。
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うちの「ともこ」の全兄弟の富亀土井。活躍してよ~。
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芳悠土井が見たかったのですが、中央農試にいるようで会えませんでした。
ほんとに久々に雄見に行ったけど、たまには間近で見ておかなきゃいけないなと感じました。

・神戸の西部市場に枝肉共励会を見に行ってきました。
篠山の木村さんが我が家の「ひさふく」の子を出品していました。
A5-7。立派な神戸ビーフです。枝は熟成肉で有名な京都の中勢以さんが購買されました。
(後日、中勢以さんからひさふくの子のすき焼きと焼肉を買い戻しました。中勢以さんのこともまたブログで書きますね。)
写真はあつみと木村さん。枝肉の説明を受けています。
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・家族みんなで皮から餃子をつくりました。肉まんみたいに。。。
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・秋と言えば外せないのがナメコ採り。今年は親父と一緒に山に入りました。
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・咲は歯磨きが大好きな子になってくれました。ちっちゃい頃からずっと歯磨きは遊びだったので。
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・僕の心の中にあった曇をはらってくれた木。この木は夢の生まれた場所に生えていました。
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・ブログは6記事
放牧牛肉に向けた取り組み その1
放牧牛肉に向けた取り組み その2
放牧牛肉に向けた取り組み その3
放牧牛肉に向けた取り組み その4
放牧牛肉に向けた取り組み ちょっと番外編
放牧牛肉に向けた取り組み その5(ブロック肉販売について)
かなり気持ちをこめて書きました!!「その1~番外編」まで、ぜひ一度読んでいただければと思います。
田中畜産の思考と行動の積み重ねの現在の到着点です。


11月

・1日にひでふく、23日に夢とみつこを屠畜してきました。
もう、全ての牛に感謝しかないです。
放牧牛肉に向けた取り組み ひでふく屠畜
放牧牛肉に向けた取り組み みつこ
ブログにそれぞれの牛の事を書きました。読んでいただけると嬉しいです。
【夢】についてはこの『2012年の振り返りの記事』を書き終わってからしっかり書こうと思っています。
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・香美町商工会で1時間の講演をさせていただきました。
講演や発表はもうお断りするようにしていたのですが、地元の同年代の頑張っている人たちとの出会いを深めたくって、こっそりと行ってきました。
みなさんとても真剣に聞いて下さり、仕込んでいた笑うネタが全てが滑りました。。。。
毎度毎度時間オーバーで、はしょりながらの講演ですが、行って良かったです。

・近畿マッチングフォーラムで放牧牛肉の事例発表をしてきました。
京都で行われた農林水産省主催のフォーラムで放牧牛肉の販売面からのお話をさせていただきました。
これが最後の発表にしようと決めていたので、言いたい事思いっきり話してきました。
「牛肉販売するにあたってのお肉の付加価値って?」そんな話です。
講演の原稿をそのままブログに載せていますので読んでいただければありがたいです。
『放牧牛肉に向けた取り組み お肉の差別化について(近畿マッチングフォーラム)』

・咲、美容院デビューでした。
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12月

・22日に3人目の子供が生まれました!!田中晃生(こうせい)。男の子です。
『放牧牛肉に向けた取り組み その1~番外編』にも書いたのですが、命、生きるってこと自体の壮大さや素晴らしさにふれ、どうしても【生】と言う字を名前に付けたいと言う思いがありました。
【晃】と言う字は光を周りに分け与えるという意味があって、どんな人生を歩んでもいいから、生きているだけで価値がある。
特別な事をしなくても、生きている事で自分に周りにたくさんの光(愛)を届けているんだよ。
だからこそ素敵な人生をおくってほしい、生ききってほしい。晃生が生まれた事をただただ祝福したい。
そんな思いで名前を付けました。結構決めるまで時間がかかりました。。。
咲と優土の時は立ち会い出産だったので様子がわかったのですが、今回の病院は立ち会いが出来なくって分娩室の前でずっと待ちました。立ち会う以上に緊張して、祈ってしまいました。
今までで一番感動した産声でした。
写真は生まれて5日目の退院時です。一馬遺伝子をしっかり受け継いでします!!
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・28日、ようやく「ひでふく」「夢」「みつこ」のお肉のカットが終わったという連絡を受けました。
12月はお肉屋さんが忙しいという事もあって11月出荷をしたのですが、こんなにも遅くなってしまいました。。。(予定では11月半ばに納品と言う話だったのですが、無理を言っていおると言う思いもありただ待つ日々でした。)
それでもようやく「ひでふく」「夢」「みつこ」のお肉を届けられる。そう思って委託していたお肉屋さんに行くと。。。。
なんと焼き肉、切り落とし共にみつこ、ひでふく、夢の肉がミックスされて、それぞれがどの牛のお肉かわからない商品になっちゃっていました。
最悪の気分です。
「牛1頭1頭分けてくれって頼んでいるがな!!個体識別番号もお肉にはらなあかんのに。」
というと
「聞いてないです。焼き肉は3頭の番号を貼ったらいいんだし、切り落としは個体識別番号は貼らなくても良いはずです。」
そんな問題じゃない・・・・・・・・・・・・・・うちのコンセプトもなんもあったもんじゃない。
こんな事がないように何度も何度も念押しして、紙にも詳しく書いてお願いしていたのに。
個体識別の管理は紙に書くとかお願いする以前の問題だと思う。
何より4年以上かけて取り組んだ夢のお肉。。。
結末は、あっけないものでした。。。
「お前らあほにしとんかい!!」 って怒鳴りつけようと思ったけど、もう言ったってどうしょうもない。
うちの放牧牛肉には変わりないけど、表示から何から全く変わってきてしまいます。
夢として販売できないため単価も明らかに変わり、赤字は確実。
あまりに有り得ない出来事に吐きそうになりました。
4年の積み重ねが。。。
HPも現在修正中で発送も遅れてしまっています。
予約いただいたお客様には本当に申し訳ない思いでいっぱいです。
ちなみに原因は店内部の連絡の不徹底さと意識の低さで、店内部の問題だと担当者から謝罪を受けました。
担当者もびっくりしてました。。
まさかって。。。
ここらの問題については店への批判と言うことではなく、課題や壁というテーマで後日書こうと思っています。
お客さまからは「同じ命ですから。変わらず楽しみにしています」と言っていただく事が多いのですが、
それでも、ただただ悔しい思いでいっぱいです。
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・今回の納品でお肉が冷凍庫に入らなくなったので、急遽神戸市御影のレストランMOMOKAさんにブロック肉の配送にいきました。
三村シェフとの話はいつも楽しい。
帰り道、高速を下りて三田に寄った。三田は僕が高校まで住んでいた家があります。
車を下りて歩いてみた。なぜか小さい頃の記憶がうかぶ。
今、家は売っちゃってよその家になっている。
こんなにちっちゃい団地だったんだな。。。
北海道の大学へ行き、卒業後は村岡の森脇畜産で2年間の住み込み実習。
誰もが絶対不可能だって言った畜産業への新規参入。
気がつけば自分の牧場をもって10年がたつ。
想像すらしていなかった。
毎年毎年失敗9割。
今年は倒産すら浮かんだ。
今だってカツカツもいいとこだ。
それでも毎年毎年予想を超えたステージに立たせていただいている。
両親と妹はこっちに来て近所に家を買って住んでいる。
妻と3人の子供。
地元、全国にいる上っ面じゃない仲間。
お肉屋さん、削蹄業、50頭の牛達。
何一つ想像すらしていなかった。
日々本当に予想の延長線とは違った方向に飛び超えている。
2012年も後悔無しの最悪で最高の1年だった。
変わらず、命ある限り、生き続けよう。
何があっても生きることを続けていこう。

2013年も皆様にとって最高の一年でありますよう。
よろしくお願いいたします!!!

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Top▲ | by beefcattle | 2013-01-01 22:26
2012年の振り返り 5月~8月
あけましておめでとうございます。
2013年になりました。
気持ちを新たに、2012年を振り返ります!!(笑)

5月

・削蹄開始
昨年11月から半年近くお休みをいただいていましたが、少しずつ削蹄も始める事が出来ました。
一昨年親方が亡くなってからずっと兄弟子との3人でまわっていましたが、この春から兄弟子が弟子を取り、新人が入ってきました。
削蹄での最後の1頭の最後の脚だけは新人の練習用です。
ひーひー言って脚上げる新人君を、みんながにこにこ(にやにや)しながら見守ります。(もちろん仕上げはちゃんとします。) 優しいおじさん達に囲まれ幸せ者だね~。頑張れ!!
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半年のブランクで本当に大丈夫か不安でしたが、体は忘れていませんでした。
一つ一つ地道に身につけた技術は体に残っているものなんだなって、嬉しかったです。
同時に運の要素が大きい派手な業績よりも、いつまでも体に残る基本の積み重ねの大事さ、その延長線上にあるのが業績である。それを目指したいと思いました。
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・田舎者なのでコープさんの本屋でも十分レジャーなのです
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・今年は5月1日から放牧スタート。今までで一番早い放牧でした。
1日に大照放牧場に放牧した後、すぐに鍛冶屋の放牧場の整備に取り掛かりました。
削蹄がぼちぼちスタートだったので、間を見てひたすら放牧場の整備の日々。
チェーンソー、刈払機での雑木の伐採などなど、牛飼いと言うか森林組合の人になってました。
11月にお肉になった夢も早速草に夢中でした。
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ブログ記事は5件(各タイトルをクリックするとページに飛びます)
大照放牧場

おまつちゃんと特産松坂牛
お知らせです
いい感じです
この時期は雪も溶け、放牧場の準備や削蹄と言った仕事に追われる一方、放牧場の確保のための交渉を水面下でしたり、資金繰りや計画の見直しといった再建に向けて動きだした月だったと思います。

・フェイスブックに咲の動画を乗せたりして。。。相変わらず子供溺愛の生活。。。





6月

・34歳になりました。あっという間。と、同時に3人目の妊娠が発覚。
この時期は僕が動けるようになってきた半面、あつみが今までの反動でずっと寝込んで動けなくなってしまっていて、自分の中で無理やりテンション上げて家事と仕事に奮闘していた時期でした。
色んな出来事が一気に重なり、誰もが精神的にもいっぱいいっぱいで、3人目の妊娠を素直に受け入れられない環境でした。
それでも全部ひっくるめて前に進もう。そう決めました。

・放牧場では芝を買って糞の上に足で踏んで植えつける芝移植を行いました。
新鮮な糞の上じゃないといけないので毎日糞を探し、芝マットを切っては踏みきっては踏み。。。
地味な作業ですがひたすら時間がかかりました。
芝マットはあまり長い時間置いておくと活力が著しく低下することを知らず、最後の方で植えた芝は定着せず軒並み全滅でした。
芝マット高かったのに。。。
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・福井県などの遠出の削蹄も行けるようになりました。
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福井県での昼飯はいつもココ!!昭和の香り漂う焼き肉屋。美味いんです!!
この「あかね」さん、ホルモンも美味いんですが、ひね(親)鳥がめちゃくちゃ美味い!!
これが楽しみで福井県に来てます!
ただ、宿泊はきつかったので一人で電車に乗って帰りました。。。
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これ一応よそ行き用のスウェットだったんですが、削蹄に使っていくうちにこうなります。
どんな服も右腕だけこうなるのです。
鎌で蹄を切るときに、切った後の蹄に伸ばした腕が引っかかる。
というか、えぐっちゃう。
当然自分の腕もえぐるので火傷のあとのような傷、いやケンシロウのような傷だらけなのです。
例えお腹が出ようとも、見た目がなよっちくても、手首だけはケンシロウなのです!
手首だけ。。。
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・大照放牧場が今までの7haから12haまで拡大する事が出来ました。
5年間ずっと交渉していたので本当に嬉しかったです。
ただ、ものすごい藪や蔓で毎日毎日牛飼いを終えてから真っ暗になるまでチェーンソー動かしていた記憶があります。
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・保育園の記事が新聞に出て咲がのっていました。
今まで自分が掲載されることは何度もあって掲載されてももうなんとも思わなくなっちゃったけど、子供の写真が載ると全く別。テンションあがりますね。
削蹄が終わって昼飯食べてる食堂で新聞見つけたので店主に自慢した上に新聞もらって帰ってきました。
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・歯医者にて。今日の血圧、最高か最低どっちに○をすべきか真剣に悩んでしまった。
一応最高にしとこうかなと、○を書きかけてようやく意味が分かった。 数値ね。。。
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・ブログ記事は3件
姿勢と経験
34歳になりました~
自分の牛が答え
記事数は少ないけど、「姿勢と経験」、「自分の牛が答え」の記事は今読んでも納得。その通りだと思う。



7月

・家族みんなで王子動物園に行きました。娘は実物の像の大きさに驚くのかと思いきや、足元を歩きまわるハトの方に夢中でした。。。ハトって。。。
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僕はひたすらキリンやら鹿やら偶蹄類の蹄ばっかり見てました。。。
中でもアフリカ中部の湿地や沼地に生息するウシ科の「シタツンガ」。
蹄が長く泥の中も沈まずにあるけるそうで、すごい蹄!!
牛もドロドロの牛舎の蹄はこんな蹄になります。
一瞬、じゃあ切らない方がいいんじゃないの~って思ってしまった。。。
いやいや、肥育牛は体重が半端じゃないから切らなきゃ持たないんだけどね。
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・放牧場の準備ですっかり刈り遅れたイタリアン(牧草)を集めてまわったり、その最中にキジの卵を発見して卵焼きにして食べたりしました。
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・ブログ記事は4つ
放牧場をデザインする①
CEL
削蹄
やまけんの日本まるごと食探訪


8月
・ブログ記事は3つ
#800
招待
#800の砥石良いって書きましたが、使ってみてやっぱり#1000に戻りました。。。
3つと書いてタイトルが2つなのは1つは非公開記事で書きかけです。
この月に僕の大好きで尊敬していた古本千一さんという牛飼いさんが85歳で他界されました。自分の中で本当にショックな出来事でまだうまくまとめられずにいます。いつか、古本さんの事も書きたいと思っています。。。

・「夢」のお誕生日がありました。なんともう4歳です!!!なのでプレゼントを持って山に上がりました。
あと数ヶ月でお肉になります。スイカもメロンもトウモロコシも、全く食べませんでした!!!
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・大照放牧場でニホントカゲの子供発見。
尻尾のメタリックブルーが美しい。
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・この月は、とにかく古本さんの死が大きかった。
本当に孫のように思ってくれていて、集中治療室にいる時もよく僕の話をしてくれていたらしい。
亡くなった後、農機具を頂きに古本さんの集落に行ったら、近隣の人が不審がって「どちらの人だ?」って寄って来たんだけど。
「村岡の田中と言います。生前古本さんにお世話になっていて。。。」と言うと「一馬君か。話はよく聞いてたよ」って。。。。。本当に僕の知らないところで、色んな人に支えられていたんだなって思います。
今も僕の机には古本さんの名前と牛の写真の入ったコースターがあります。ご家族の方から頂きました。
いつも思っています。

(9月~12月へ続く)
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Top▲ | by beefcattle | 2013-01-01 11:59
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