現代農業
農業雑誌では日本一メジャーな現代農業さんで『日本の餌で赤身が美味しい肉』という新連載が始まりました!
先月発売の4月号で我が家の放牧牛肉・放牧敬産牛肉の事を取り上げていただいています。
(今書店に出ているのは5月号です。)
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現代農業さんに掲載していただくのは2011年の3月号で強化哺乳の事を書いて以来2回目。
自分で原稿を書かせていただけるので、自分の思うように伝える事ができ、納得できる内容になっています。
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毎度の事ながら僕の報告が遅く、お肉の宣伝になりえていませんが。。
楽しい記事なので取り寄せて読んでいただければ嬉しいです!
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Top▲ | # by beefcattle | 2014-04-19 07:40 | 放牧牛肉
削蹄鎌
削蹄に使う鎌が届きました。
鎌の使い方や砥ぎ方と言った技術は基本ですが、道具も大事な要素です。
道具の使い方は人それぞれ癖があります。
なので、鎌は自分が使いやすいように特注しています。

この削蹄鎌、一般的には片刃が主流なのですが僕は両刃を使っています。
削蹄の競技会など「魅せる蹄」では片刃の方がむいているとおもいます。
でも、現場では両刃の方が使いやすいです。
メンテナンスも簡単ですしね。

僕の使う鎌は両刃でも刃長10cmの大鎌です。
大鎌は硬い蹄にはむいていませんが、使い慣れると負面(蹄の地面に設置する面)が少ない回数で作れるので重宝しています。

新品はこんな感じ。
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使い込んだ鎌はこんな感じです。
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どちらが良いという訳ではなく、用途によって使い分けています。
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Top▲ | # by beefcattle | 2014-04-14 22:44
普通に牛飼い
ここのところブログもFacebookもtwitterも書くことはおろか、インターネット自体極力見ないようにしていました。
携帯電話もどこに置いたのか分からないくらいほったらかしでした。

何をしていたのかと言うと、牛を見ていました。
普通に牛飼いをしていました。
書きたい事も、書くべきことも、動きたい事も、あの手この手の布石もする暇ないくらい。
特別な事もせず、普通に牛飼いを。

今月の子牛市は2頭の出荷でした。
「ひろとみ」 丸富土井×福芳土井×照長土井 ♀ 258日齢 236kg
「おふくやま」 芳山土井×丸福土井×菊俊土井 ♀ 264日齢 271kg
おふくやまは後半肥え気味になってしまいましたが、2頭ともよくできてくれました。
2頭とも、ほんとありがとう。

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(写真は「おふくやま」)

今まで僕は自分がお肉にしてきた牛にありがとうと思ってきました。
しかし、販売する子牛達にありがとうって思っていただろうかと考えてみると、正直思っていなかった気がします。
高かった、安かっただけだったんじゃなかっただろうか。

元気でついてきてくれて、応えてくれて。
本当にありがとう。

今ここに牛たちが元気で入れくれることが、本当にありがたい。
それが当たり前な事じゃない事を知っているから、よけいにそう思う。
今だからわかる。

そして、牛に集中することでちょっとずつですが目に見えて良くなってきました。
でもね、まだまだまだまだ未熟すぎる。
牛市の夜なんか自分たちの実力が足りない事が良く分かり、久々に情けなくて夫婦二人して泣きました。

だけど、一人じゃないから進めるのだとも痛感しました。
頑張ろうと思います!

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Top▲ | # by beefcattle | 2014-04-13 15:04 |
労災に入ろう。
意外と牛飼いで労災加入されていない方が多いので今日は労災保険について書きます。

労働災害保険(以下労災)とは労働者を保護するために作られた保険です。
一般的に個人事業主は「労働者」に当たらないため労災に加入する事が出来ません。
その為、牛飼いの仲間内でも労災については意識の低い現状があると感じています。

【国民健康保険だけでは何かあった時困る。だから民間の保険にも入る。】
確かにそれも大切なことです。
しかし、それだけではあまりに心許ない。
いや、そもそも労災とは民間の保険とは別格なのです。

民間の保険を否定するわけではありません。順番が違うのです。
国民健康保険→民間の保険→労災
ではなく、
国民健康保険→労災→民間
が健全な順番です。
労災は非常に優れた保険制度です。

農業者の場合、個人事業主であっても『業務の実情や災害の発生状況などから見て労働者に準じて保護する事が適当である』という理由で労災に任意加入することができます。

これを『農業者のための特別加入制度』と言います。

労災は業務中の事故に対応した保険で、簡単にいえば3つの大きな保障があります。

①必要な治療が無料で受けられます。
国民健康保険は3割負担ですが、労災は全額見てくれます。
大きな業務上の事故の際にはお金を気にせず安心して治療を受ける事が出来ます。

②休業補償がある。
労災に加入する際、まず給与基礎日額を選びます。
大きな事故をして労働が出来なくなった時は、この給与基礎日額を元に休業補償を受ける事が出来ます。
給与基礎日額は労災の給付額を算定する基礎となるもので3,500円~25,000円まで自分で決めることができます。
参考までに給与基礎日額が3,500円で掛け金は年間11,493円、25,000円の場合の掛け金は82,125円です。
僕は給与基礎日額8,000円で年間26,280円の掛け金を払っています。

③事故で死亡した場合、給与基礎日額に応じて遺族に「年金」が支払われる。
例えば僕が牛に踏まれて死亡した場合。
遺族は妻子合わせて4人。給与基礎日額は8,000円。
(遺族が1人の場合基礎日額の153日分、2人の場合201日分、3人の場合223日分、4人の場合245日分が支給されます)
8,000円×245日=1,960,000円が年金として【毎年】遺族に支給されます。

その他にも死亡した場合特別支給金として300万円が出たり、葬祭料(約60万円)や障害が残った時の年金まであります。

僕ら牛飼いは良く言えば社長。
しかし、実際は零細な個人事業の場合がほとんどです。
後ろ盾なんて何にもない。

そして、いくら慣れていても生き物や機械相手の危険を伴う仕事。
だからこそ自分のため、家族のために備えておかなくてはいけないと思います。

正直、僕はの保険の事は良く分かりません。
ただ労災は入れるなら入るべきだと思います。
僕も何度かお世話になりました。

※労災に加入するために特別加入団体として承認されている団体(JA、県中央会など)に申し込む必要があります。
※労災についてのお問い合わせは地元の労働基準監督署まで。
(『こちら』から農業者のための特別加入制度の資料がPDFで見られます。)

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Top▲ | # by beefcattle | 2014-03-19 00:23 | 日記
屠場で出会った蹄
屠場で出会う牛の蹄は、【伸びに伸びたひどいもの】から【そこそこ収まっているもの】までさまざまなのですが、パッと目を引く蹄に出会いました。

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きれいに整っています。

早速携帯でどこの牛か調べてみると、3か月前に僕らが削蹄した牛だという事がわかりました。
繋ぎ飼いの繁殖牛だったのですが、こんな所で再開するとは非常に複雑な心境です。。。

3か月前に削蹄しているってことは、本来まだまだ現役のはず。
その為に削蹄しているんですから。(もうすぐ屠畜する牛に削蹄はしません。)
何があるか分からないのが牛だなあと思ったものでした。

繁殖牛の場合、1年に1回~2回削蹄をします。
牛の蹄は1カ月で平均5mm伸びると言われています。(飼育環境や削蹄の仕方によって伸び方は全然違ってきます。)
その為、僕らが牛の蹄を上げて見る時には「かなり伸びた」状態なんです。
今回のように切って3カ月経ったの状態の蹄を、ゆっくりと、いろんな角度から見る機会はなかなか無く、とても興味深かったです。

この牛は僕が切ったのか、兄弟子が切ったのかまでは分かりませんが、親方から伝えられてきた削蹄法というのは間違ってないなと感じる事が出来た日でした。

まだまだ未熟ですし、怪我もするし、体は酷使するし、クソだらけになる仕事ですが、削蹄は突詰めたいと思える仕事です。

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(左が前肢、右側が後肢です。)
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Top▲ | # by beefcattle | 2014-02-17 23:03 | 削蹄
"Fallen Leaves" Skin
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