5年
昨日鳥取に削蹄に行った時、今年の鳥取全共のポスターがありました。
(全共とは5年に1度ある全国規模の牛の美人コンテストのようなものです)
ポスターには前回の岐阜全共の写真がのっていました。
僕はずいぶん前から牛飼いしている気になっていましたが、考えてみれば5年前はまだ牛飼いではありませんでした。
全共があったのはつい最近のことのように思っていたのに。。。
5年なんてあっという間ですね。
この5年が6回来たら僕は還暦間近です(笑)
そう思うといかに日々全力で、今150%の力で生きていかなければと思った日でした。
ボーっとしている暇なんてないね!
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Top▲ | # by beefcattle | 2007-01-28 20:56 | 日記
公約
つめきりの親方が言っていました。
1人前になるには3年はかかる。
ここで公約をかかげたいと思います。
今から4ヶ月で1人前の仕事が出来るようになると。
削蹄に出る日も出ない日も、これから毎日休まずに「気合入れて」削蹄していきます。
削蹄をなめている訳ではありません。
しかし、この組合のレベルを僕が入ったために落ちたなどといわれたくありません。
そして兄弟子達にも負けたくありません。
(今は比較対照にもなりませんが。。。)
なにより早くあのレベルに行きたい。
4ヶ月で1人前。
このくらいの気構えがないと張り合うことすら出来ません。
もちろん気構えだけでは意味はないです。
ただ毎日切っても上手くならないでしょう。
親方は削蹄は一生勉強だと言っていました。
僕は4ヶ月で完璧になれるなどとおごっているわけではありません。
それでもあえてこのブログで僕自身の公約としてあげたい。
4ヵ月後、1人前の仕事が出来るようになると!
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Top▲ | # by beefcattle | 2007-01-27 20:11 | 日記
うんこ
僕が牛飼いにのめり込むようになったきっかけはうんこです。
というか、堆肥づくりでした。
堆肥づくりにはうんこの中の好気性または嫌気性の高温性、中温性、低温性の菌それぞれが働きやすい環境をつくってあげる必要があります。
僕の学生時代は毎日のように牛のうんこを見ていました。
うんこの山に手を突っ込んで温度を確認したりとか、空気が少ないと思えば切り返しをしたりとか、空気が少なくても今は嫌気性菌が働いているからじっと見ていようとか、じっと見ているのが我慢できず切り返しをして失敗したりとか、雨が降れば授業中でも抜け出してブルーシートをかけにいったりとか・・・・・(笑)
大学はうんこと共に歩んだ日々でした。
僕は正直、菌の動きなんてよくわかっていません。
でも菌の動きを想像して堆肥の管理をすることが楽しく、すっかりはまってしまっていました。
大学の卒論も糞尿処理でしたし、大学院へ進んだのも糞尿処理の研究がしたかったからなのです。
だから当時は牛の研究には全く興味がありませんでした。
興味は微生物の世界。いや、うんこの世界にありました。
実際に牛のうんこを割ってみると実に見事です。
よくぞここまで分解したなと感動をおぼえます。
人間が消化できない乾草を微生物が牛の体の中であんなにきれいに分解し、それをさらに人の手を加え分解発酵させる。
それが土の中でさらに分解され、草の元になっていくんですから。
うんこの世界にはロマンを感じずにはいれません。
実習中も相変わらずで、空いた時間には竹やぶから土着菌を探してきて培養し、それを使って自分で堆肥をつくっていました。
今でこそ機械で糞を取りますが、20~30頭いた当時は切り返しも散布もすべて軽トラとフォークでした。
機械であっという間にしてしまう仕事でも一人でフォークですくっては投げをしていたらなかなか終わりません。
しかし、切り換えし時の長靴を伝って感じる堆肥の熱さが「よしよしいい発酵してやがる」なんて思わせるわけです。
うんことの出会い無しに今の僕はありえませんでした。
現在うんこは町営だった(今は指定管理者制度で組合が運営)有機センターで処理しています。
おかげで糞尿処理の手間が格段に少なくなりました。
この施設があったからここまで一気に増頭できたといっても過言ではありません。
しかし、「田中一馬の牛」を育てる事ももちろんですが、やはり「田中一馬の堆肥」というものをとことん作ってみたい。
今は堆肥舎のスペースの関係で無理ですが、今後に向け色々構想を練っているとこです。
しかし、なかなか何してもお金がいりますね。
しっかり儲けてでかい堆肥舎建てようと思います!
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                                   当時の堆肥の一部
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Top▲ | # by beefcattle | 2007-01-21 23:36
牛舎④
現在の牛舎です。

配置図
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平面図
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立面図
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断面図
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架構図
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                                    牛舎⑤へつづく
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Top▲ | # by beefcattle | 2007-01-19 00:30 | 牛舎
酪農の削蹄
先週は牛市前日と牛市の日以外、今週は5日間削蹄つづきの日々です。
先週、今週とは酪農の削蹄でした。
普段は和牛の肥育や繁殖を切ります。
削蹄には削蹄枠を使って牛が身動き取れないようにビッシっと捕定などはしません。
鼻を柱にくくって、かるく足にロープをかけて行います。
枠に比べ牛の自由度がかなり高いため技術がないと牛も人も怪我をします。
しかし酪農の場合は足にロープもかけませんし、鼻もくくりません。
ただ牛が大きく前後しないようにかるく首をくくるだけです。
牛が固定されてるわけではないので、ちゃんと足を持たないと牛は急にこけたり、暴れたりします。
酪農は更なる技術がないと切れませんしいい加減なことでは大きな怪我をします。
逆に言えば酪農の削蹄はとても勉強になるということです。
力任せでなく牛にあった持ち方が出来なければ切れません。
僕は力任せに持つもんでよく怒られました。
「お前の足持ちは怖くてこっちが怪我するわ!!」とか。
「お前は何回言っても分からんやつだな!あかんもうええ、わしが持つわい!」とか
「もっと牛を見て足持ちしろっていっとろうが!」とか
「まんだかい!いつまでも時間かけてやるから牛が嫌がるんだろうが!」とか
「なんでそこから切ろうとするんだ!わしがなんで足持ちさせてるか分かってんのか、見て覚えんかい!」とか
「頭使わんと何年たっても上手くなんかならんぞ!」とか
しょっちゅうです(笑)
力任せに持つくらいなら出来ますが、力任せだといいようにツメを見れないので上手に切れないのです。
酪農は本当に勉強になります。
力で出来ないところが実に面白い。
怒ってもらえるうちが華です。
今のうちにがっつり怒ってもらって、しっかり技術を盗みたいです。
削蹄をするだけならいくらでも人はいます。
やるからには田中一馬でないとダメだと言われるような削蹄師にならないと意味がありません。
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Top▲ | # by beefcattle | 2007-01-18 00:38 |
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